お話をうかがいました
田代ようこ さん
パーソナルファッションアドバイザー
外見に似合う軸を知って、内面にもフォーカスしながら自然体の美しさを引き出すコンサルタントとして活動。個人向けファッションアドバイザーとして、主にファッションに関わる仕事に従事。2020年よりメガネライフをスタートさせ、現在はメガネ×洋服のコーディネートアドバイスも行っている。
コーディネート①インパクトのあるレッドのメガネ×グリーンのスカート
補色づかいで、シンプルなのにあか抜けスタイルが完成。
\メガネファッション コーディネートのポイント/
yoko グリーンのスカートを主役にしたコーディネートを作りたくて、このレッドのフレームを選びました。レッドはグリーンの「補色」で、グリーンを引き立てる効果があります。コーディネートをする時、全身の色のバランスは3色か4色でまとめるのがおすすめ。4色の場合、2色はベーシックカラー(黒、白、グレー、ネイビー、ベージュ、ブラウン)にするとまとまりやすいです。
【コーディネートに使った色】
●レッド:メガネ(フロント部分)
●グリーン:スカート
●ブラック:メガネ(テンプル部分)、ニット、靴、イヤリング、籠の持ち手
●ブラウン:籠バッグ
※補色とは?
色相環(下図参照)の反対色でお互いを引き立てる色。補色だけでコーディネートをすると、お互いの色が主張してしまうため、ブラックやホワイト、グレーなどの無彩色と一緒に組み合わせるのがおすすめ。
\yoko先生 ワンポイントアドバイス/
ロングスカートの時「デコルテはすっきり」がいい
yoko ロングスカートの時は肌が出ている部分が少ないので、デコルテ周りはスッキリさせ、肌を多めに見せたほうが全体的にバランスが良くなります。
\メガネのおすすめポイント/
yoko ホワイトやブラックの洋服を着ることが多くて「地味な印象になりがち」「色でもっとおしゃれを楽しみたい」と思っている方は、レッドのフレームをかけると顔が華やかで明るく見えますし、気分も変わると思います。このメガネのように目尻の部分やテンプルに飾りがついているタイプを選ぶとおしゃれ感が増しますね。
コーディネート②クールな印象のメガネ×ピンクのパンツ
丸みを帯びたフレームが主役。大人ピンクのカラフルコーデ
\メガネファッション コーディネートのポイント/
yoko フロントに丸みがあり、かけると可愛らしい印象になるフレームに合うよう「丸み」×「可愛い」のリンクコーデにしてみました。コーディネートのポイントはピンクのパンツ。ボトムスをスカートにすると可愛くなりすぎてしまうため、クールなパンツスタイルにしました。
【丸み】
・メガネの形
・イヤリング
・ブラウスの袖
【可愛い印象】
・メガネの形
・ピンクのパンツ
アクセサリーはフレームの色に合わせてシルバー、ブラウスはホワイト、シューズはブラックにしました。服に2色しか使っていませんのでフレームの色(シルバー×ブルー)と洋服の色の調和がとれていて、うるさい感じにはなりません。
\yoko先生 ワンポイントアドバイス/
カラフルな色はボトムスに使うのが大人流
yoko グリーンやピンクなどのカラフルな洋服を着ることに抵抗感がある方は、スカートやパンツなどボトムスに使ってみましょう。その時、トップスはホワイトやブラックにすると抵抗なく着られると思います。トップスでカラフルな色を取り入れたい場合は、カーディガンをカラフルにしてインナーをホワイトやブラックにすると失敗しにくいと思います。
\メガネのおすすめポイント/
yoko 目元のブルーは、写真で見るより実物の方がきれいな色です。メタルの色がシルバーで色味だけ見るとクールな印象ですが、フロントの形が丸いため可愛いコーディネートでも合います。ブラックやブルーのパンツやブラックのジャケットを着ても大人可愛いスタイルになりますし、目元のブルーに紫色が入っていますので、ネイビーの洋服にも合います。
コーディネート③濃紺のセルメガネ×モノトーンのワンピース
エレガントなワンピ―ススタイルをメガネでカジュアルダウン
\メガネファッション コーディネートのポイント/
yoko モノトーンのエレガントなワンピースに、濃紺のセルフレームをを合わせてキメすぎない「はずしコーデ」にしました。今回はネックレスをシルバーにしていますが、メガネのテンプルがゴールドですから、ゴールドのネックレスでさりげなく統一感を出しても良いと思います。
\yoko先生 ワンポイントアドバイス/
メイクをきれいにふき取れる鼻パッド「チタンパッド」がおすすめ。
yoko 女性の場合、鼻パッドのメイク汚れが気になりますよね。私は、メガネを購入する時、ファンデーションをきれいにふき取れて、汚れがつきにくい「チタンパッド」にしてもらっています。
\メガネのおすすめポイント/
yoko フロントの周りがスケルトンになっていて抜け感があるため、濃紺のフレームでもすっきりとした印象になります。50代以降の女性がカジュアルな装いをする時は、どこかにきれいめポイントを入れておくと若々しさとおしゃれ感が増します。このフレームは、テンプルにキラキラした飾りが付いているため、きれいめデニムスタイルの時にかけてもコーディネートがまとまると思います。
お店でのメガネ選び、大切なポイントとは?
最後に、メガネ屋さんでメガネ選びをする時にぜひ抑えていただきたいのが、『全身鏡でのチェックです。』帽子や靴選びだって、全身のバランスを見るのに、なぜか、メガネだと顔周りだけばかり見てしまいがちに。メガネもトータルバランスが大事です。全身をチェックして洋服や自分のイメージとのバランスを確認しましょう。
試着の時に裸眼で鏡に映した姿が見えにくかったり、お店に全身鏡がない場合は、可能であればお店のスタッフにお願いしてスマートフォンで全身を撮影してもらいましょう。
メガネ選びも洋服のように、全身のバランスを見て、大きさや色・デザインを合わせてみると、もっと楽しく、選択の幅も広がっていくことでしょう。是非、お試しください。
メガネやメガネレンズにお困りの方はお近くの「遠近両用プロショップ」へ。こちらの「ご相談・お問い合わせフォーム」からお気軽にご相談ください。