使ってきてわかった「くもりにくいレンズ」は確かにくもりにくいレンズ!
寒さが厳しくなってくると、室内と外気の気温差が大きくなり外出時はメガネが曇る頻度が増えてきます。さらにマスク装用時は、メガネレンズの「くもり」現象はさらに増加します。
「くもり止めのメガネ拭き」や「くもり止めジェル」を塗る対策もありますが、マメな塗布といったメンテナンスが必要なので、結構面倒なもの。だからといって、レンズのくもりによって視界が狭くなったり、見たい物が見えなくなったりと、不便や危険を感じる場面が多くなってくるのであれば、くもり止め対策は必須です。
そこで、皆さんにご紹介したいのが、レンズ自体をくもりにくいメガネレンズに変更するという選択もあるということです。
HOYA KUMORI291(クモリニクイと読みます)レンズは通常のレンズに比べ約3倍のくもり止め効果があるそうです。
3倍と言われてもわかりにくいですよね。そこで、実際にKUMORI291レンズを発売から1年程ちょこちょこと使ってみましたので、実際どうなの?という部分をご紹介していきます。
スゴい!
確かにくもりにくいです!!
・暖かい部屋から外に出た瞬間。
・寒い外から電車に乗った瞬間。
・暖かい飲み物を飲む時。
・鍋物やラーメン食べる時もよく見えて美味しさ倍増!!
普段なら、スグに真っ白になってしまうメガネレンズが、ほとんどくもらなかったです。1年ほど使用してきましたが(※常用ではありません。他のメガネを掛けている時期もあります。)日常生活でメガネレンズがくもるというシーンが極端に減った感じがします。あっ!ここでメガネレンズが、くもるだろうな〜という警戒心というか、神経を使わなくなってきました。購入から1年ほど経過しましたが、効果もまだ落ちることなく、メンテナンスフリーで使用できます!
本当に、
メガネレンズの「くもりストレス」から、解放されるのは感動です!!
一般的なメガネレンズとのくもり方を比較した動画もあります。是非、参考にご覧ください。
でも、メガネレンズをキレイにしておかないとくもります
確かにくもりにくいメガネレンズですが決して「くもらないわけではない」ということです。しばらく使用していると突然くもる場合もありました。
そもそもKUMORI291レンズの仕組みは、レンズに付着した水分を吸収することで「くもり」を防ぐ吸水膜加工という加工がされているんですね。だから、吸収する水分量が多くなり過ぎたり、油分等の汚れで水分がうまく吸収できなくなってしまうと「くもり」が発生してしまうのです。でもキチンとレンズが乾燥して、汚れもなければサッとくもりが消えていきます!やっぱり、スゴいです!!
どんなメガネレンズでも同様ですが、余分な水分や油分をキチンと除去しておかないとレンズ本来のコーティング性能を発揮できません。
「くもり」を防ぐ本来の性能を発揮させる為にも、メガネレンズをキレイに保ちましょう。
メガネレンズは水洗いが基本です。下の画像のようにサッと水洗いを行い、優しく水分を取りましょう。レンズ表面は通常ツルっと滑りも良くクロスで拭き取りやすいです。余分な水分が残っていると滑りが悪いので、水分はティッシュ等で十分に押し拭きを行ってください。
吸水膜加工となりますので、くもり止めスプレーなどクリーナーを塗布してしまうと、本来の性能を発揮しなくなってしまいますので、くもり止め等の併用は行わないでください。
もう、「くもり止め」の塗布や「専用クロス」でのお手入れは必要なし!
上記のように簡単な水洗いのみで、くもり止め効果を発揮してくれるので、定期的なくもり止め塗布や専用のクロスを使用する必要もありません。「ノーメンテナンスでOK!」という宣伝文句もあるようですが、特別なメンテナンスは必要なしでOKという意味です。マメなメガネ洗浄(水洗い)は、定期的に行わないと、本来のくもり止め効果を発揮してくれなくなるので、最低限のメンテナンス(お手入れ)はお忘れなく。
拭き取りもしやすいです。通常のレンズよりもサラッとしたイメージです。
くもり止め効果は確かに3倍だが、映り込みも通常レンズの3倍かも?!
通常の反射防止コートがされたメガネレンズと違って、光の反射や映り込みは、かなり増えます。日中の外ならばあまり気になりませんが、蛍光灯が沢山ある室内(オフィスやコンビニ等)では、レンズの内側も外側も、白くキラキラと光の線が映り込みます。確かに「くもり」はないのですが、この映り込みは気になる方は、とても気になるかもしれません。慣れるとほとんど気にならないという方もいらっしゃるので、とても個人差の出る部分ではあります。購入前にサンプルレンズがお店にはありますので、反射具合をよく試してみることをオススメいたします。
朝のジョギングやウォーキング用のサングラスに最適なメガネレンズになります!
逆に反射光を活かせば、ミラーレンズのような見た目効果も得られるので、カラーレンズを使用したサングラスとしての使用がベストな使用方法だと思います。メガネレンズに少しカラーを入れることで、映り込みも多少緩和されることでしょう。夜間や室内では照明の映り込みや反射などが気になってしまうシチュエーションが多くなりますが、日中使用がメインとなるサングラスならばベストなシチュエーションではないでしょうか。
特に冬の早朝は気温も低く、太陽光の角度も眩しく感じることが多くなる季節なので、くもりにくいサングラスは大変重宝するツールとなることでしょう。
ジムなどの室内トレーニングや、軽い運動時のくもりにくいメガネをお探しの方にはピッタリです。激しいスポーツには、割れにくい素材のレンズに、ジェルタイプのくもり止めを塗布する方が、より効果的でしょう。
注意点を理解して上手に使えば、2本目のメガネ用としてオススメしたいレンズ!
くもり対策には非常に有効なKUMORI291レンズですが、注意点としては、反射やキズを防ぐコーティングがされていないので、レンズへの映り込みが気になる方、キズが付きやすい環境で使用する方は、ご注意ください。
くもり止め効果も約2年で効果がなくなってきます。ただ通常レンズのコーティング効果も2年程で効果が薄れてきますので、有効期間が特別短いわけではありません。(現在1年経過しましたが、効果は落ちてません。)
単焦点のレンズから遠近両用レンズの比較的にお求めやすい価格帯のレンズにKUMORI291を付加することが出来ます。さらに、お好みのカラーも入れられることも考えると、2本目の外出用に薄いカラーを入れたサングラスとして使用が最適でオススメです!
遠近両用プロショップでもある、茨城県つくば市にある『フォーナインズ・セレクテット・バイ・ハシモト』様では、自店のYoutube チャンネルで、発売当初にわかりやすくご紹介しておりましたので、是非、参考にご覧ください。
【店舗紹介】999.9 selected by HASHIMOTO
国産眼鏡ブランド「999.9(フォーナインズ)」の専門店として、茨城県つくば市において2009年5月スタート。
“999.9 selected by”は、商品から直営店のコンセプトに至るまで、フォーナインズのことを深く理解している取扱店による、フォーナインズブランドのみを取り扱う店舗です。
フォーナインズ直営店と共に「Four Nines SHOP」として、理想の眼鏡環境の実現を目指しています。詳しくは、是非、下記リンクの店舗ホームページをご覧ください。
遠近両用プロショップでは、お客様の用途に合わせた快適なレンズをご提案させていただいております。特に遠近両用レンズを初めてご使用になる方。もしくは、一度試したが慣れなかった方など、是非、遠近両用プロショップへお気軽にご相談ください。