目のケア・メガネのお手入れなど

メガネあるある 初心者にありがちなトラブル②

メガネ初心者にありがちな、生活の中で実際に起こったメガネのトラブルをあるある事例で2回に分けてご紹介します。今回はその2回目です。末永く快適にメガネを使っていただくために、是非、ご参考にしてください。

メガネあるある … レンズにキズをつけがち

メガネが汚れたので拭きたい。でも、メガネ拭きを持っていないので衣服やネクタイ等でレンズを拭いたらキズがついた。

➡ キズがつきにくいコーティングが施されていてもキズは付いてしまいます。レンズを拭くときは専用のメガネ拭きで拭いてください。

メガネあるある … レンズが汚れがち

何の汚れかよくわからない汚れがレンズに付着します。実は皮脂や汗、涙、ほこり、ちり、花粉などが付着することが多いです。また、メガネ初心者の場合は、無意識にレンズを触ってしまう事も多いですし、最近はマスクに付着した皮脂や油分がレンズに移ってしまう事も多くなっています。

➡ レンズを拭くときは専用のメガネ拭きで拭いてください。

➡ 汚れがひどい時は、水道水で洗い流してから専用のクリーナーや中性洗剤で軽く洗ってから、もう一度、水道水で洗い流し、水分をよく拭き取ってください。

メガネあるある … 汗をかくシーンでは邪魔になりがち

スポーツなど競技にもよりますが、大量に汗をかくシーンではメガネが邪魔に感じることが多々あります。

➡ 汗でメガネがズレ落ちるのが困るという場合は、パッドをシリコンに変えたり、モダン部分にフックを付けることも可能です。一度、眼鏡店にご相談ください。

➡ 競技によってはコンタクトレンズとの併用もご検討ください。

メガネあるある … 球技が怖く感じがち

「メガネに当たったらどうしよう」「メガネに当たると痛いんだよね」「メガネに当たるとメガネが壊れる」といった感情を抱くようになります。

➡ 日頃から球技を行う方は、スポーツ用の度付き可能なゴーグルや、コンタクトレンズとの併用もご検討ください。

➡ 日常では球技でメガネに当たるより、人とぶつかって痛い思いをする事の方が多いです。

メガネあるある … レンズが曇りがち

元々、寒くなるとレンズが曇って困るという事例が多くあったのですが、最近はコロナ禍により常時マスクを着けるようになったので、より多くの方がレンズの曇りでお困りになるようになってしまいました。

➡ 今、使っているメガネにはくもりどめを塗布することで、ある程度、くもりを解消できます。タイプによって効果や持続時間が異なります。

➡ くもりにくいレンズが発売されていますので、新調する際は選択して頂くことも可能です。

メガネあるある … レンズを拭くとレンズが動く

レンズを止めているフレームのネジが緩んでしまうと、レンズが回転するように動くようになってしまう事があります。

➡ ネジを締めれば動かなくなりますが、ご自分で行うとドライバーの先でレンズをキズ付けてしまう事がありますので、眼鏡店にご持参いただくことをお奨めします。

メガネあるある … 糸が切れてレンズが落っこちた

メガネのフチが下だけ無いようなフレームは、ナイロンの糸で吊っている状態でレンズを保持していますが、ナイロンの糸は時間と共に劣化します。最悪の場合、メガネを掛けている最中にレンズが落下することもあり得ますので、定期的なメンテナンスが必要です。

➡ ナイロンの糸は年に一回程度、張り替えることをお奨めします。

メガネあるある … メガネはガムじゃない

わんちゃんを飼っている方限定の実例ですが、メガネのつるの先(耳にあたる部分)が大好きなようで、よく「犬にかじられた」と言ってメガネを持ってくる方がいらっしゃいます。

耳の後ろってフェロモンが出ているという話を聞きますが、大好きな飼い主さんのにおいがするからかじってしまうのでしょうね。

➡ わんちゃんの届く場所にメガネを置かないように気を付けてください。

メガネあるある … トンネルに入ったら真っ暗

最近は偏光レンズや調光レンズと言った機能性が高いサングラスが流行っていますが、サングラスを掛けたまま、トンネルや地下駐車場に入った場合、光量が不足して大変危険です。

また、調光レンズは光が届かなくなると無色に近い状態まで色が薄くなりますが、薄くなるまでに時間が掛かりますので、注意が必要です。

➡ サングラスを掛けたまま、暗所に入らないでください。

メガネあるある … 調光レンズが車の中で濃くならない

調光レンズには紫外線で変色するUV調光レンズと、紫外線以外にも可視光線でも変色する可視光調光レンズと、UV調光と偏光レンズの両方の機能を持った偏光調光レンズがあります。

車のフロントガラスはUVカット加工が施されていますので、紫外線で色が変色するUV調光レンズでは色が変わりません。

➡ 車中で濃く変色させたいという場合は、可視光調光レンズをお奨めします。

➡ 調光レンズの退色には時間が掛かりますので、暗所に入らないようご注意ください。

メガネあるある … 遠近両用は階段を降りる時に怖い

遠近両用レンズの下の方は、近くを見る度数が設定されていますので、特に階段を降りる時にハッキリ見えなくて怖く感じる場合があります。

➡ アゴを引いて、レンズの上の方を使って階段を降りてください。

➡ 慣れるまでは手すりをつかんで階段を降りてください。

メガネあるある … 買替えても古いメガネが捨てられない

実は大正解。捨てない方が良いです。予備メガネとして使えます。

➡ 万が一破損時の予備メガネとしても使えます。

➡ 特に車の中に保存して、外出先でもしもの時に使えるようにして頂いたり、災害用の持ち出し袋に入れておくようにしたりすることをお奨めします。

➡ フレームが使える状態なら、新しいメガネと同じように見えるよう、レンズ交換しておくこともお奨めします。

メガネあるある … メガネは万能と勘違いしがち

特にハイグレードな遠近両用をご購入いただいた方に多いのですが、遠近両用には独特な使い方がありますし、全てをカバー出来るものでもありません。メガネはあくまでも道具であり、用途に合わせた使い方をご理解ください。

➡ ご自身の生活スタイルに合わせて、いろいろなタイプの設計をご利用になる事をお奨めします。

➡ ご自身の生活スタイルやお困りごとを出来るだけ詳しく販売員に伝えることが、良いメガネを作る第一歩です。



メガネやメガネレンズにお困りの方はお近くの「遠近両用プロショップ」へ。こちらの「ご相談・お問い合わせフォーム」からお気軽にご相談ください。