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メガネクリーナー「プラクリーン」“緑”缶のクリーナーでお馴染みの定番品

メガネのクリーナーと言えば「緑色の缶のプラクリーン」。昔からずっと販売している超定番商品と言っても過言ではありません。今回はそんなメガネのクリーナー「プラクリーン」について、歴史だけでなく、効果や効能についてご説明していきます。

メガネクリーナーと言えば“緑”の缶のプラクリーン

普通は「何か良いクリーナーがあったら~」って言われると思うのですが、このプラクリーンに限っては「緑の缶のクリーナーちょうだい!」って言われることが実際にあるのです。

それってある意味凄いことですよね。

プラクリーンの発売は半世紀以上前で、約60年近く販売し続けている息の長いクリーナーです。

では、何故、こんなに長く続いているのでしょうか? 今回はプラクリーンのメーカーである㈱パール 販促企画部 光畑(みつはた)様にお話を伺いました。

メガネクリーナー プラクリーン パール 100均のクリーナーとの違い

メガネクリーナー「プラクリーン」の効果・効能

筆者:半世紀以上も続いているのは、品質の良さが理由だと思いますので、先ずは効果・効能から教えてください。

担当:はい。プラクリーンは弊社の主力商品ですので、大切に販売を続けてきたのですが、効果・効能の面でも常に品質改良を重ね、より良い商品にしてきております。

プラクリーンは、それまでガラスレンズが主流だったメガネレンズにプラスチックレンズが登場し始めた頃に研究開発いたしました。

プラスチックはガラスよりも軽量で割れにくい等の利点はありますが、一方で摩擦による静電気や様々なレンズコーティングに適応させるため、新規開発のクリーナー洗浄成分の他に帯電防止剤、除菌剤等を配合した、エアゾール製品として発売いたしました。

効果・効能を具体的に言いますと高い洗浄力と除菌・帯電防止効果です。そして、レンズやコーティングを傷めないということも重要です。

数千種類の界面活性剤からメガネレンズに適したものを厳選、適切な配合をすることで高い洗浄力、除菌・帯電防止効果を発揮し、明視性(透明度)にも優れています。

クリーナー液の特性により、汚れの再付着も防止、清潔な状態を保つことが可能です。 プラスチックレンズ登場から現在まで、メガネレンズメーカーの研究開発によって、進化し続けているレンズコーティングに対応すべく、弊社も常に改良を重ねております。

メガネクリーナー プラクリーン 除菌テスト パール 100均のクリーナーとの違い

筆者:なるほど。いろいろと努力をされて積み重ねてきたのですね。

因みに、眼鏡店の店頭でも聞かれるのですが、100円均一ショップなどで販売されているメガネクリーナーとの差は、どういった事が挙げられますか?

担当:比較対象の品が手元にありませんので具体的な差はお伝えしにくいのですが、洗浄力や明視性(透明度)の差はもちろん、化粧品原料の採用による安全性、安心の日本製という違いがあると思います。

弊社のクリーナーは全工程を日本国内で製造しており、クリーナー液には各種化粧品原料を採用し、安心・安全な製品をお客様へお届けできるよう徹底した品質管理を行っています。

メガネのメンテナンス用品専門メーカーとして、60年余りにわたって研究開発を続けて参りましたので、安心してお使いいただけます。

筆者:メガネレンズは非常にデリケートなので、よく分からない成分の物や、実績が無いものは使いたくないですよね。

担当:そうですよね。万が一、レンズのコーティングにダメージを負わせてしまったら大変なことになってしまいます。

お客様が大事にされているメガネを、長く、綺麗な状態でお使いいただけるよう、その点は特に注意を払っており、新しいレンズが発売される度に試験を実施しております。

除菌・帯電防止効果についても、第三者機関で効果試験を行い、公正な評価で基準をクリアしています。

筆者:そういった理由から、半世紀以上も売れ続けているのですね。

担当:はい。有り難いことに眼鏡専門店様にも気に入って頂けているようで、定番商品の一つとして販売し続けていただいております。

メガネクリーナー「プラクリーン」のデザインと歴史

筆者:タイトルにもあった通り「緑」色を続けていることに関して教えてください。

担当:実は~、「緑」色が定着しすぎてしまい、色を変えられなくなってしまったというのが本当の所です。

筆者:変えられなくなっちゃった?

担当:はい。これも大変有り難いことなのですが、「緑」色のクリーナーのイメージが強くなりすぎてしまいまして、色を含めデザイン変更しようかと言う話も出たのですが、眼鏡店様からも反対のご意見をいただいたこともあり、デザインは変わっても全体のカラーイメージは「緑」色で販売し続けています。 数世代前の写真がありますのでご覧ください。(写真は35年前のプラクリーンです。)

メガネクリーナー プラクリーン パール 100均のクリーナーとの違い

担当:当時から「緑」色を基調としたデザインでアルミ缶製でした。約10年前から現行のデザイン調になり、アルミ容器の金属光沢を活かしたものになっています。やはり全体のイメージである「緑」色を踏襲しています。

筆者:懐かしいデザインですね。これ、眼鏡業界の方が喜ぶ写真ですね。

担当:ありがとうございます。

メガネクリーナー「プラクリーン」の上手な使い方

筆者:因みに、消費者の為にプラクリーンの正式な使い方を教えてください。

担当:まずは、使用する前に上下によく振ってください。キャップを外し、レンズから2cmくらい離し、正立状態でボタンを押してレンズ両面に吹きつけてください。あとはメガネクロスや柔らかい布、ティッシュ等で拭いてください。

拭き上げは超極細繊維のメガネクロスが一番おすすめです。

使用上のご注意は、吹きつけの際に缶を逆さまや傾いた状態で使用しないことです。エアゾール製品には噴射剤としてガスが入っておりまして、逆さまで使用したりするとガスだけが先に抜けてしまい、最後まで使用できなくなってしまいます。

メガネクリーナー「プラクリーン」以外のクリーナー

筆者:プラクリーン以外にもパール様から発売されている各種クリーナーがあると思いますが、特徴のあるものがありましたら教えてください。

担当:多種多様なメガネクリーナーを生産していますので、その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

■クリーニング:S

プラクリーンの性能にレンズ表面をツルツルにする成分を配合した、エアゾールタイプのクリーナーです。レンズの滑り性をUPさせ防汚性能を高めます。

メガネクリーナー クリーニングS パール 100均のクリーナーとの違い

■パール エコロジークリーナー

持続可能な社会に向けた取り組みのひとつとして、植物由来の原材料で作られたバイオマスPET素材のボトル、再生PET素材のラベルを採用した新しい時代のメガネレンズクリーナーです。クリーナー液は5種の植物由来成分を配合し、自然の力でメガネレンズを清潔にします。

メガネクリーナー エコロジークリーナー パール 100均のクリーナーとの違い

■パール クリーンマックス

プラクリーンと同様、エアゾールタイプのクリーナーですが、こちらはレンズに吹きつけた際の液ダレが少ないムースタイプです。エアゾールムースならではのキメの細かい泡が特長です。超撥水コートレンズのような液ダレしやすいレンズに最適です。

メガネクリーナー クリーンマックス パール 100均のクリーナーとの違い

■トラベルレンズペーパー

使い捨てウェットシートタイプのクリーナーです。1枚ずつの個包装なので、携帯に便利で、スマートフォンのガラス面など色々なものにご使用できます。

メガネクリーナー トラベルレンズペーパー パール 100均のクリーナーとの違い

㈱パールのwebサイト(https://pearlweb.jp/)で、全てのクリーナーを掲載しています。

クリーナーをはじめ、好評の「くもり止め」、メガネクロスなど、眼鏡に関連する商品を網羅しておりますので、是非ご覧ください。





遠近両用プロショップでは、お客様の用途に合わせた快適なレンズをご提案させていただいております。特に遠近両用レンズを初めてご使用になる方。もしくは、一度試したが慣れなかった方など、是非、遠近両用プロショップへお気軽にご相談ください。


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