フレームのはなし目のケア・メガネのお手入れなど

メガネの修理ビフォーアフター事例紹介

ヤバイよ!ヤバイよ!メガネが壊れてしまった。さあ、どうしましょうか?出来ることなら修理して使いたいとことですが、素材や壊れてしまった箇所によって修理出来ないものもあります。そこでメガネの修理に関して、ビフォーアフターの事例紹介をさせて頂きます。

メガネの修理に関して

メガネフレームが壊れたという場合、いくつかの対応方法がありますので、修理の事例紹介を行う前にご説明しておきます。

1.店頭で直せるもの

代表的なものとして「メガネが広がっている」「メガネがズレ落ちる」「鼻パッドのネジが外れて取れた」「レンズが外れた」「テンプルのネジが外れて取れた」等、掛け心地の調整に関するものや、ネジ等が外れることによって取れたものは店頭で直せることが多いです。

先ずはメガネをご持参いただき店頭でご相談ください。

2.パーツ交換

店頭に同じフレーム(色違い含む)がある場合、もしくは、メーカーにパーツが残っている場合に限られる対処方法ですが、壊れたパーツを交換する方法があります。

店頭に同じフレームがあれば、有料となりますがその場で交換が可能です。メーカーにパーツが残っている場合は、取り寄せて壊れた部品を交換しますので、有料かつお時間が数日かかります。

3.修理センターに送る

店頭で直せないもの、もしくはパーツ交換が出来ないものの場合、メガネの産地である福井県の鯖江市にある修理センターに送って個別に修理します。

この場合、修理代金と往復の宅急便送料がかかり、お時間も修理期間と往復の配達日数がかかります。

遠近両用プロショップでは、事前にお見積りと日数をお伝えし、ご納得いただけた場合に限り修理の受付をさせて頂いております。

※ ご注意

修理はあくまでも修理です。新品になるわけではありませんので、予めご了承ください。

修理できないもの

修理出来ないものに関しても、事例紹介を行う前にご説明しておきます。

1.レンズ

レンズのキズ、コーティング剥げ、熱によるクラック、水やけ、割れ・欠け等に関しては修理が出来ません。調光レンズの経年変化による色調変化の量を元に戻すことも出来ません。

2.フレーム

・素材別

樹脂系のフレームは技術力の向上にて一部の修理が可能となりましたが、基本的には修理出来ないものが多いです。例え修理できたとしても、元の価格が安価であることが多く、買い替えてしまった方が良い場合もあります。

因みに、樹脂とプラスチック系の見分け方は「柔軟性」で、柔らかい素材が樹脂です。

また、天然素材や希少価値のある素材の場合も修理出来ない場合や、非常に高額な修理代金がかかってしまう事があります。

・輸入品

一部の高級輸入品に関しては、素材の種類、下処理の方法、メッキの工程等が日本の品質基準と違うため、修理が出来ない場合があります。

逆に雑貨レベルのフレームも修理出来ない場合や、修理代金が元のお値段を超えてしまう場合があります。

メガネの修理ビフォーアフター

修理対応のビフォーアフターをご紹介します。ご自身のメガネと見比べて頂き、修理となりそうか参考にして頂ければ幸いです。

メタル編

・メガネが折れた

鼻パッドを支えている金属(クリングスアーム)は比較的、折れてしまう事が多い箇所です。残っているパーツを外し同型のパーツを取り付けて修理しますが、熱をかける為にメッキが剥がれてしまいます。見栄えを良くするためには再メッキ、もしくは部分メッキの処理も行う必要がありますが、お顔の中心部分で目立つ可能性があるの為、再メッキ処理をお奨めします。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた 鼻パッド取れた

テンプルを折りたたむ為の丁番のコマ(輪)も折れやすい箇所です。こちらも残っている丁番のパーツを外し、同型のパーツを取り付けて修理します。鼻パッドを支えている金属と同様に見栄えを良くする為には再メッキが必要になりますが、内側で目立たない場所なので、お急ぎの場合は再メッキを行わない場合もあります。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた テンプル取れた

レンズを支えているリムも折れやすい箇所です。業界内では「リム切れ」と言います。切断面の面積が少ない為、場合によっては添え木(同種の金属)を後ろ側にあてて、強度を出すこともあります。目立つ場所なので再メッキ処理もした方が良いでしょう。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた メガネ切れた

・取れた、外れた

ブリッジとリムのロー離れの事例です。この部分は多くのフレームでロー付けされている箇所なので、力が加わった時に取れてしまう事があります。再度、ロー付けを行いますが、やはり目立つ場所なので再メッキ処理もした方が良いでしょう。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた メガネ外れた

ヨロイのロー離れも割と頻度が高いです。外側に開くような力が加わった時に取れやすいです。ブリッジと同じように、再度、ロー付けを行いますが、目立つ場所なので色によっては再メッキ処理をした方が良いでしょう。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた メガネ取れた

プラスチック編

・メガネが折れた

プラスチックフレームの場合は、外れるというより折れることの方が多く、ブリッジも折れやすい部分です。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた メガネ折れた

同じようにヨロイも折れることがあります。因みにヨロイは面積が広くて強く見えますが、後ろ側にテンプルを繋ぐ金具を埋め込んでいる為、構造上、金具の所から折れてしまうことがあります。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた メガネ折れた

テンプルというか耳あての部分が折れてしまう事があります。これは何かの拍子で折れるというよりは、ご自分で調整しようとして折ってしまうケースの方が多いです。

通常、店舗では、耳に当たる部分に熱をかけて少し柔らかくしてから、ゆっくりと力をかけて曲げていきますが、熱をかけないと写真のように折れてしまう事があります。

尚、ドライヤー等で温めて曲げようとすると手を火傷しますので、ご自分では行わないようにご注意ください。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた メガネ折れた

プラスチックフレームでもメタルフレームと同じように「リム切れ」が発生します。外部から何かの力が加わって切れてしまう事もありますが、中にはレンズの膨張で切れてしまう事もあります。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた メガネ切れた

・取れた、外れた

プラスチックフレームの修理で一番多いのが、丁番のコマが折れるか、フレームから外れるかして、再度、丁番を埋め込む修理です。

折れた場合は一旦、折れたパーツを外して、新しいものに交換し、埋め込み直します。

表面からネジ止めされていることもありますが、90%以上のフレームは埋め込まれています。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた メガネ取れた

金無垢編

・メガネが折れた

金無垢(きんむく)、K18の修理に関しては、ほぼ全てが修理可能なのですが、注意点がいくつかございます。

先ず、金はたとえ小さいネジ1本であっても、重量・金地金相場・職人の加工技術によって価格が高額になってしまいますので、新たに金素材が必要となる時は、別途お見積りが必要になります。

よって、下記のように鼻パッドのパーツが折れてしまったとしても、折れたパーツをご持参してください。ネジ一本に関してもご持参いただくことをお奨めします。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた 鼻パッド取れた

下記にヨロイが折れた時の修理事例を拡大写真にしてみました。繋ぎ目が新品のようにツライチになっていないのがお分かりになると思います。

修理はパーツの新品交換ではありませんので、新品同様にはなりません。このことも事前にご理解いただかなくてはならない注意点の一つです。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた メガネ折れた

メタルフレームではめったにテンプルの途中から折れることは無いのですが、金無垢の場合は下記のように折れてしまう事があります。

折れた箇所が力の加わりやすい場所であったり、細かったりした場合は、裏側に添え木を付けて強度を上げることもあります。

これも見た目が変わってしまう可能性がありますので、事前にご理解いただきたい注意点です。

メガネの修理 ビフォーアフター メガネ壊れた メガネ折れた

金無垢(きんむく)、K18の修理に関しては、下記のページに詳しく掲載されていますので、是非、ご参照ください。

→ メガネの困ったにお応えします!「修理 … 18金フレーム」

その他

こちらは修理前の写真しかありませんが、どのような状態かをご説明していきます。

下記は「ネジ抜き」という修理が必要な場合の写真です。

ネジの頭が完全につぶれてしまい、さらにネジの頭がまわりと同じ高さにあって、飛び出していない状態です。

飛び出していればネジの頭に切り込みを入れて、少し熱を加えると店舗でも取れる場合があるのですが、埋まっている場合は切り込みを入れられず取れません。

このような場合は修理センターに送って「ネジ抜き」の修理が必要になります。

メガネの修理 メガネ壊れた ネジが抜けない ネジなめた

下記は「再七宝」という修理が必要な場合の写真です。

レンズを抑えているリムの外側のみ、他と違う色を付けているお洒落なフレームがありますが、経年変化やぶつけたりでもろくなり剥がれてしまう事があります

目立つ場所の場合は修理をして見栄えを良くすることもお奨めです。

メガネの修理 メガネ壊れた 再七宝 再色付け 再塗装

メタルフレームの耳あての部分のプラスチックは、経年変化で硬くもろくなってきます。

店舗でも交換が可能な場合もありますが、一部は修理センターに送って交換します。

メガネの修理 メガネ壊れた 先セル折れた モダン折れた

女性用のフレームには、目元を明るくするために宝石が付いているものがありますが、この宝石が取れてしまう事があります。取れた宝石を付け直す修理も可能なのですが注意点があります。

取れた宝石がある場合は修理代金と送料だけで済むのですが、宝石を紛失してしまった場合は宝石の代金も必要になってきます。

石の種類や大きさによって価格が大きく変わってきますので、こういった場合はお見積りを取って、ご了承を頂いてからの修理開始となります。

メガネの修理 メガネ壊れた 飾り取れた 石落ちた

メガネの掛け外しをスムーズにし、掛け心地もソフトにしてくれるバネ丁番ですが、バネが入っているパーツが壊れてしまう事があります。

左下の写真が埋め込み式のバネ丁番で、カジュアルなデザインのフレームや輸入品に多くなっています。右下はスライド式のバネ丁番で、国産の高級紳士フレームに多く付いています。

店舗では直せませんので修理センター送りになります。

メガネの修理 メガネ壊れた バネ丁番破損

いかがでしたでしょうか?「メガネの修理ビフォーアフター」ご参考になりましたでしょうか?修理に関するご相談やお見積りは、全国の遠近両用プロショップまで、お気軽にご相談ください。


メガネやメガネレンズにお困りの方はお近くの「遠近両用プロショップ」へ。こちらの「ご相談・お問い合わせフォーム」からお気軽にご相談ください。