メガネ選びのポイント

「メガネ屋さんが掛けているメガネ」… 第7回 月へ行ったメガネ屋さんがオススメするバイク乗りが喜ぶメガネ

メガネ屋さんが掛けているメガネって、どんなメガネか気になりませんか?今回はご自身の趣味が思いっきり仕事に生かされているメガネ屋さんのメガネという事で、メガネプラザ大成堂の此田(このだ)社長にお話を伺いました。

メガネプラザ大成堂様

長野県岡谷市でメガネと補聴器の販売を行っている「メガネプラザ大成堂」の此田(このだ)社長にお話を伺いました。

写真ではちょっと怖い感じがするかもしれませんが、実際にお会いすると、いつも優しい口調で冗談を交えながらニコニコ笑ってお話しをしてくれます。

上記の写真は「月へ行った時の記念写真」だそうです。

「必ず載せてね!」って依頼がありましたので掲載しました。ツーリング好きなんですね。岡谷からですと結構な距離があるのに~。

メガネやレンズに関する知識も豊富ですが、そこはあえてベースなので触れずに「バイク」と「オークリー」を全面的に押し出した、趣味と実益を兼ねてご商売をされております。

そんな此田社長が掛けているメガネ&サングラスに関して、興味がある方は是非、参考にしてください。

オークリー ピットブルを度付サングラスに

筆者:オークリーと言えばサングラスのイメージが強いので、サングラスからご説明してください。

此田:普段使っている度付サングラスがオークリーのピットブル(pitbull)です。

ただこれ、普通のサングラスじゃないんですよ。こう見えて遠近両用レンズが入っています。遠近両用なのにカーブが付いていて、偏光レンズとミラーまで付けたんですよ。カッコ良いでしょ。

岡谷 大成堂 オークリー ピットブル pitbull 偏光ミラー

筆者:いいですね~。ゴツさと尖がり感があって。

フィット感はどうですか?

此田:バッチリです。

ピットブルは顔の形に添うようにカーブが付いているので、バイク用のゴーグル代わりになるんですよ。

ただ、テンプルが太いのでジェットタイプのヘルメット向きですね。フルフェイスだと被った後に差し込みづらいので。

筆者:なるほど。

テンプルの太さでヘルメットの種類が変わるんですね。

此田:そうですね。

ストレートテンプルであることが第一の条件になりますが、太さは重要です。あまり太いと痛くなることもありますので。

岡谷 大成堂 オークリー ピットブル pitbull ハンターカブ限定カラー

筆者:しかも、遠近両用なんですね。

此田:いや~、遠近両用にしないとナビが見えないからね。

筆者:レンズは何を使っているのですか?

此田:HOYAのホヤラックスRFスポーツという内面非球面設計の遠近両用レンズをピットブルのカーブに合わせて、偏光レンズを付けて、さらにライトシルバーミラーも組み合わせました。

筆者:遠近両用レンズでスポーツ用のカーブを付けたレンズって見え方はどうですか?

此田:見え方は結構、良いですよ。

iPadでフレーム上部から撮影し、「フレームそり角」を測定して、カーブを決めていきますから、普通のレンズより全然見え方が良くなります。

参考までにHOYAのレンズで比較した図を見て頂くと分かりやすいかもしれませんが、赤い線の場所を比較して頂くと、中間から近くの綺麗に見える場所が広がっていると思います。あと、度数にもよりますがレンズ周辺部の緑色っぽい部分が大幅に減っています。このように見え方はデータからも証明されています。

岡谷 大成堂 オークリー 遠近両用 HOYA ホヤラックスRFスポーツ 

筆者:特に内側の見え方が良くなっていますね。

次に、偏光レンズとライトシルバーのミラーについて教えてください。

此田:見やすいサングラスと言えば偏光レンズでしょう。反射光もカットされますので、光ストレスも減らせますし。長時間の運転には最適ですよ。

筆者:ライトシルバーのミラーの効果は?

此田:一番はカッコよさですけど、ギラギラのミラーではなく、フラッシュミラーと言われるちょっと薄めのミラーになっているので、上から降りそそぐ強い光を抑えてくれるんですが、手元は見やすいのでそれも良いところです。

専門的には裏面の反射やゴースト、チラツキも少なくなるので見やすいという効果もあるのですが、ピットブルは顔の形に添うようにカーブが付いているので、その効果を感じることは無いですけどね。

筆者:偏光+ミラーは良いことだらけなんですね。

此田:そうそう。

でも、偏光レンズを付けるときに注意しないといけないことがあります。

それは、偏光レンズの上にヘルメットのシールドを被せないこと。偏光レンズの上にシールドを被せるとプラスチックの干渉光が見えてしまい、視界が滅茶苦茶悪くなってしまいます。

岡谷 大成堂 オークリー 遠近両用 ヘルメット バイク

筆者:偏光レンズはフルフェイスには向かないという事ですね。

知らないことだらけです。勉強になりますね。

では、バイクに乗る方に対して何かアドバイスをお願いします。

此田:オートバイだけでなくロードバイクと呼ばれる自転車乗りの方も、メガネを作る時は、是非、ヘルメットをご持参ください。実際にヘルメットを被った時に使えるかの検証をします。何なら、バイクに乗る時の姿勢も関係する時がありますので、バイク、もしくはロードバイクに乗ってご来店されることをお奨めします。

オークリーのテンサイル(TENSILE)で普段用のメガネ

筆者:では次にメガネに関しても教えてください。

此田:普段使っているメガネは2本あります。

一つはオークリーのテンサイル(TENSILE)、仕事の時にも使っています。

筆者:特徴は?

岡谷 大成堂 オークリー テンサイル TENSILE 遠近両用

此田:ベーシックで落ち着いた感じのスクエアのモデルですが、見た目より軽くて掛け心地が良いです。しかも、遠近両用レンズを入れても余裕な天地(上下)幅も使い勝手が良くて気に入っています。

筆者:テンサイルもバイクに乗る時に使っていますか?

此田:もちろん使っていますよ。

テンサイルはテンプルの先端が、薄くて細いつくりになっていますから、フルフェイスの時も差し込みやすいのでお奨めです。

しかも、ガタイの大きな男性にお奨めのサイズ感ですので、大きめのフレームでカッコ良いものをお探しの方にもお奨めです。

岡谷 大成堂 オークリー テンサイル TENSILE 遠近両用 ネオコントラスト

筆者:こちらも遠近両用レンズを入れているのですね。

でも、少し色がついているというか、もしかしてネオコントラストですか?

此田:そうです。

ネオコントラストは、グレーのサングラスのように光全体をカットするのではなく、眩しく感じやすい黄色い光だけをカットしてくれるのが特徴です。

夜間でも使えるので、一日中掛けっぱなしにできるのも便利です。

筆者:私も使っていますが、色の再現性が良いですよね。

此田:子供の頃に戻ったような絵日記の世界というか、本当に景色が綺麗に見えるので、ドライブやツーリングが趣味という方には絶対的にお奨めですよね。

しかも、コントラストも上がるので、見づらかった標識の文字とかも見やすくなりますから、そういう効果も嬉しいですね。

オークリーのワイヤータップ2.0(wire tap2.0)も普段使いのメガネとして

筆者:では、もう一つのメガネに関しても教えてください。

此田:二つ目はオークリーのワイヤータップ2.0(wire tap2.0)です。テンサイルと違ってフレームの下が無いナイロールなんですが、オークリー独特なシンプルで流線形のデザインが気に入っています。

岡谷 大成堂 オークリー 遠近両用 ワイヤータップ2.0 wire tap2.0

筆者:こちらもバイクに乗る時にも使っているのですか?

此田:もちろん使っていますよ。

ワイヤータップ2.0もテンプルが薄めで細いので、フルフェイスにも差し込みやすいです。

筆者:ヘルメット基準でフレームを選んでいるのですね。

掛け心地はどうですか?

此田:ワイヤータップ2.0は調節可能な鼻パッドが付いているので、ほほにレンズが付いてしまうという方でもある程度調整が可能ですから、試す価値があると思います。

しかも結構、レンズが大きめなので遠近両用も可能ですし、視野の広さが気に入っています。

筆者:レンズは何を入れているのですか?

此田:SEIKOのインテグラルCS1.60にフロンティアパレットのブラウン25%のグラデーションカラーを付けています。

筆者:確かインテグラルCSはカーブ指定が出来る内面設計ですよね。

此田:そうですね、セイコーから発売した最新のレンズですが、比較的お求めやすい価格のレンズです。

筆者:フロンティアパレットのブラウンはどういう効果が期待できるのですか?

此田:気になる紫外線は100%、ブルーライトは約80%吸収してカットします。

特に吸収してカットするところがミソで、一般的なブルーライトカットは反射でカットするために、レンズがギラギラと青く反射しますが、フロンティアパレットは吸収してカットしますのでギラギラの反射光がありません。

ギラギラと青く反射するのがダメな方もいらっしゃいますが、吸収タイプを試す価値はあると思います。

岡谷 大成堂 オークリー 遠近両用 フロンティアパレット

此田:次にブラウンの色についてですが、散乱光を軽減する効果が高くコントラストが良くなるカラーのため、クリアな視界が得られるというのが一番の効果です。

ゴルフに向いている色でもあります。

また、日本人の肌色と同系色なので、ナチュラルに合わせやすいカラーです。

筆者:なるほど。いろいろな意味や効果があってレンズをチョイスしているのですね。

此田:ピットブルのサングラスで接客の仕事は出来ないけど、テンサイルとワイヤータップ2.0はどちらも仕事に使っています。

強いて言えば、接客がテンサイルで、パソコンを使うときはブルーライトカットの効果があるワイヤータップ2.0かもしれませんね。

最後に何かアドバイスを頂けませんか?

此田:フレームに関しては、似合う似合わない、サイズが大きい小さい、目的とデザインの合致など色々な選択方法がありますので、掛け比べてみて頂くことが一番です。

変な話、ピットブルのサングラスとワイヤータップ2.0のメガネでは、フチが有る無しで視野の広がりも違いますし。

レンズに関しては、見え方や効果で選ぶことが出来るので、ご不満や困っていることを教えて頂ければ最善と思われるものをご提案させて頂きます。

さらに、大成堂にはメガネ生活体験スペースがありますので、テストレンズを使って実際の生活の中で「どう見えるか」「どう使うのか」を体感して頂けます。

是非、お気軽にご来店くださいませ。

岡谷 大成堂 オークリー 遠近両用 此田 

メガネプラザ大成堂

394-0081 長野県岡谷市長地権現町1-6-21

Tel:0266-28-0099

http://m-taiseido.com/