メガネ選びのポイント

「推し活メガネ」推しが見えないと困るんです!

「LIVEやイベントで推しが見えないと困るんです」というTwitterのタイムラインに流れてくる切実な声を頂きました。そこで今回は、推しの顔が見えやすくなる「推し用メガネ・コンタクトレンズ」についてご紹介します。

必ず見える「推し活メガネ」が欲しいと思っている方へ

残念ながら、メガネやコンタクトレンズで、全てをカバーするとはできません。

そう言ってしまうと終わりかもしれませんが、人間の目には限界があります。

「後ろの席だと目が悪いので推しが見えないかもしれない。」

確かに後ろの席だと見えない可能性が強いですが、眼が良くても大きなホールでは推しの表情までは見えませんので、ある程度はしょうがないことなのではないでしょうか。

どうしても表情まで見たいと言うなら、最前列を確保して頂くのが一番良いと思いますが、そうそう確保できるものではないとも思います。

強いて言うならば、物理的に距離がある場合は双眼鏡を使っていただくしかないと思います。

でも「そんなものを見ながら盛り上がれないよ」と言われそうですよね。

確かに双眼鏡を使うと視野が極端に狭くなってしまいますので、動くものは見るには慣れが必要かもしれませんし、状況によっては向かないかもしれません。

では、メガネやコンタクトレンズで出来ることは無いか、どこまで出来るのか、少しでも良くするにはということを考えてみましたのでご紹介していきましょう。

推し活メガネ① 度を強くして「推し活専用メガネ」を作る

近視や乱視で遠くが見づらい方がメガネを作る時って、少し弱めに作りますよね?

強くするとクラクラしたり、気持ち悪くなったり、目が疲れやすくなったりしてしまうので、昔から少し弱めに作るのが常識です。特に最近は、私生活(スマホ)でも、お仕事(PC・タブレット)でも、近くを見る時間が長くなっていることから、弱めに作る人が増える傾向です。

しかし、弱めに作るという事は、遠くが少しボケている状態ともいえるので、推し活メガネには物足りない場合が考えられます。

推し活 ライブ

そこで推し活専用メガネとして、強めのメガネを作ってLIVEやイベント会場のみで使うという方法を試してみてはいかがでしょうか。

遠くが見えるように調整すれば、目の良い人と同じ位見えるようにはなると思います。

また、近視や乱視なのに普段メガネを掛けないで生活している方も同じです。推し活や映画を見る時だけ使うメガネを作ってみるのも良いと思います。

ただし、ご注意いただきたいこととして、近くが見づらいかもしれませんし、フワフワして歩きにくいかもしれません。普段使い出来ない可能性も高いですので、割り切って使っていただくことが必要です。

   

\推し活専用メガネを作る前の注意事項/

あくまでも人によってですが、普段メガネなどを使っていない方が、その時だけメガネを使ったからと言って、急に目の良い人と同じように見えるとは限らないです。

人間の体は楽な方に行きますので、見えない状態が普通になってしまうと、見るという機能が弱くなってしまう事も考えられるのです。

推し活専用メガネとは言え、たまにLIVEやイベント以外の時もメガネを掛けて、見る訓練をした方が良い場合もありますのでご注意ください。

推し活メガネ②おすすめのメガネフレームは?

●LIVEで激しく動く人には

LIVEやイベントなどは多少なりとも体を動かすことを前提とした方が良いですから、フレーム選びには柔軟性やフィット感を重視したほうが良いでしょう。眼鏡店の店頭でメガネを試着し、少し頭を振ってみてズレないものを選ぶと良いです。

ズレにくい鼻パッドやラバーモダンがついているスポーツ用のフレームも選択肢としては良いと思います。

今、使っているメガネのフィット感を良くするアイテムとしては、鼻パッドを一般の物よりズレにくいシリコンパッドに変えることも可能ですし、耳あての部分にメガロックというフックを取り付けたり、同じく耳あてにメガネグリップというシリコンのゴムを巻くことも可能です。

●推しがスポーツ選手なら

これはスポーツ観戦がメインとなるかもしれませんが、対象物の動きが激しい場合は、レンズを入れるフロント部分が大きめのフレームがお奨めです。

これは視野を広く確保する為のアドバイスなのですが、フロント部が小さいと視野が狭くなり、絶えず顔を振らなければならず、意外と疲れるとお聞きしたことがあります。視野が広ければ目線の移動だけで見る事が出来ますので、楽に見られるそうです。

●推しにイメージカラーがある時は、フレームの色をあわせる

最後に自分の推しにイメージカラー等がある場合、フレームのカラーを合わせると気分は倍増しますので、そういう選択方法もお奨めです。

アイクラウド

\推し活専用メガネフレームのお奨めの一例/

アイクラウドはウルテムという軽くて弾力性がある樹脂系の素材を使用し、ズレにくいシリコン製の鼻パッドとラバーモダンがついて、非常に掛け心地の良いフレームです。

カラーバリエーションも豊富で、特別カラーを合わせると1型で16色展開という品番もあるメガネです。きっと、推しと同じカラーが見つけられるはずです。

●はじめてメガネを作る人には

普段メガネを掛けていない方の場合は、掛けていることが気になるようだと推しに集中できなくなる可能性もありますので、軽いフレームを選択することをお奨めです。

推し活メガネ③レンズの選び方

●若い世代で、近視や乱視の方は

お買い得な球面設計のレンズではなく、周辺部までスッキリと見える視野が広がる非球面設計のレンズや両面非球面設計のレンズがお奨めです。

球面・非球面・両面非球面 視野の広さ

●老眼世代の方は

今お使いのレンズが遠近両用だとしたら、会場の作り、舞台の高さ、立ち見・座り見、席の位置、舞台までの距離で何らかの支障が出ることも考えられます。では会場の規模別で、どんなレンズが良いかをご案内していきましょう。

①100人~200人規模のライブハウスの場合 … お使いの遠近両用レンズでも大丈夫!

バンドのLIVEで使われることが多くなるであろう100人~200人程度の会場では、立ち見になる事も多いと思いますが、この場合、推しの顔の位置と自分の顔の位置に関して、高さはあまり変わらないと思います。こういった会場では角度をあまり気にする必要はありませんし、距離も余り離れていないので大丈夫だと思います。

②1000人以上規模のホールや映画館の場合 … お使いの遠近両用レンズでは推しが見にくいので、若い世代と同じ非球面設計や両面非球面設計がお奨めです。

推し活 ホール

1,000人以上のシティーホールのような会場についてですが、前の方の席になると舞台を見上げることがあると思います。この場合は遠近両用でも大丈夫なのですが、真ん中位から後ろになると、舞台を見下げる角度になる事があると思います。

映画館も同じです。真ん中より後ろの方はスクリーンを見下げる角度になります。

推し活 映画館

そうなのです。遠近両用レンズをお使いの方ならもう分かりましたよね。

レンズの上下の中心から下は、徐々に度数が変化して近くを見るための度数が入り込んでくる部分なのです。ここで見ようとしても遠くはハッキリ見えません。

推し活 遠近両用 見る角度

③野球スタジアム、武道館などの大会場 … 近視・乱視用の単焦点レンズがおすすめ

推し活 スタジアム

東京ドームや武道館、スタジアムなどは、アリーナ席以外はほぼ全てが舞台を見下げる角度になりますよね。とすると、遠近両用レンズは不向きという事になります。

では、普段、遠近両用を使っている人はどうしたら良いのでしょうか?

答えは近視・乱視用の単焦点レンズの方が見やすいと思います。

単焦点レンズとは、遠近両用を使うようになる前に使っていた近視・乱視用のレンズのことですが、遠近両用より遠くを見るための部分が広く作られていて、ユレやユガミといったものも少ないレンズです。

よって、老眼になっていない若い方にお奨めしたレンズと同じで、周辺部までスッキリと見える非球面設計や両面非球面設計がお奨めになります。

推し活メガネ④使う時の注意点

①くもりどめ

熱気ムンムンの会場でマスクを着けての推し活は、メガネが曇ることも考えられますので、事前にくもりどめを塗布することを忘れないでください。

②色収差

屈折率が高いレンズを使うと極まれに色がにじむように感じる方がいらっしゃいます。照明の色やスクリーンにもよりますので一概には言えませんが、度数が強い方は注意が必要です。

③度が強めのメガネ

最初の方にも記載しましたが、強めのメガネはクラクラしたり、気持ち悪くなったり、目が疲れやすくなったりしてしまいます。歩くことや普段使いには向きませんので、予めご了承ください。

④スタンディングで混雑するLIVEでの使用は避けましょう

激しく人と接触するような混雑するLIVEではメガネの使用をお奨めできません。こういう状況の時はコンタクトレンズの方が安全です。


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