お話をうかがいました
田代ようこ さん
パーソナルファッションアドバイザー
外見に似合う軸を知って、内面にもフォーカスしながら自然体の美しさを引き出すコンサルタントとして活動。個人向けファッションアドバイザーとして、主にファッションに関わる仕事に従事。2020年よりメガネライフをスタートさせ、現在はメガネ×洋服のコーディネートアドバイスも行っている。
ポイントは「色リンクコーディネート」
高級なメガネとカジュアルな装いでは、コーディネートが難しそう…と思いますよね。組み合わせによっては、メガネばかりが目立ってしまったり、統一感がなくごちゃごちゃした組み合わせになるのが心配…。そんな悩みをyoko先生が解決! ポイントはメガネのテンプルの色と洋服や小物の色を合わせる「色リンクコーディネート」です。
高級メガネのエレカジスタイル①IKENOBO BY MIKA(池坊 by Mika)
【ブランドの特徴】
550年以上にわたって日本の伝統と格式を重んじ、その精神と技を継承し続ける華道家元池坊。その華道家元45世池坊専永氏の次女・池坊美佳氏が企画監修したブランドが『池坊 by Mika』です。熟練の職人によって表現された色の濃淡や、光と影のコントラストが美しいメガネがそろっています。
\コーディネートのポイント/
yoko メガネのフォーマル感を抑えるために、メガネの色にあわせてブルーの花柄が入った華やかなスカートで「ブルーのリンクコーデ」にしました。今回はスカートにしましたが、ブルーのデニムでも良いと思います。筒が広めのブーツを履いて、カジュアルなコーディネートに仕上げています。
※実は、髪の色とブーツの色もリンクしています!
目元が軽く吊り上がったフォックスタイプのメガネは、「教育ママ」的なイメージになってしまいがち。このメガネにパリっとしたシャツを選ぶと「きちんと感」が出すぎてしまいます。それを避けるには、洋服をフェミニンなスタイルにするのがおすすめ。今回はトップスにゆったりとしたニットを選びました。
yoko アクセサリーはテンプルの金色に合わせてゴールドのチェーンネックレスとイヤリングを合わせました。チェーンネックレスを付けることで顔周りが明るくなりますし、目線が上って顔の引き締め効果にもつながります。
高級メガネのエレカジスタイル②中村勘三郎/スモーキー(くすみ)ピンク
【ブランドの特徴】
日本の伝統文化「歌舞伎」に革新的な演出を施し、その魅力を世界に発信した18代目・中村勘三郎。メガネブランド『中村勘三郎』は、シープホーンなどの天然素材を使用し、日本の伝統的な匠の技術を持つ職人が1本1本手作業で作り上げた最高級品です。
\コーディネートのポイント/
yoko シープホーンテンプルの赤色がとても美しいメガネです。この赤色を活かすために小物(バッグ)を使った「赤色のリンクコーデ」にしました。
トップスはメガネの上質なイメージと合わせて、バルーンスリーブのリボンタイブラウスに。デニムとブーツでカジュアルダウンさせました。ブラウスはリボン結びにすると可愛くなりすぎてしまうため、あえて片結びにしています。黒に近いオイスターカラーのデニムに白いブーツの組み合わせは、今年のトレンドでもあります。
腰回りのボリュームが気になっている方は、ブラウスや薄手のニットの上から羽織れるジレを1着持っていると便利。スタイルアップするだけでなく、体型カバーもできます。
yoko 『中村勘三郎』ブランドのポイントは、テンプルの美しさです。テンプルの美しさを際立たせるために、アクセサリーは控えめにするのがおすすめ。ピアスやイヤリングは華奢なものや小さいサイズを選ぶとバランスがいいですし、上品なイメージを演出できます。
高級メガネのエレカジスタイル②中村勘三郎/白
\コーディネートのポイント/
yoko テンプルに白のシープホーンとスワロフスキーを使ったゴージャスなメガネ。メガネを主役にしたカジュアルコーデにしました。
黒いニットカーディガンにデニムというカジュアルの定番スタイルですが、メガネの白とカーディガンのパールボタンで「白色のリンクコーデ」にしたことで統一感が出て、メガネが悪目立ちしません。
\このコーディネートの一番のポイントは小物です/
定番スタイルを「エレカジ」にスタイルアップさせたい時は、小物(バッグ、時計、靴など)は上質なものを選びましょう。カジュアルな装いの時にお手頃価格の小物を合わせると上質なメガネの良さを活かすことができません。
yoko アクセサリーは揺れるイヤーカフを合わせました。テンプルにスワロスキーが付いていていますので、さりげなくつけられるようなデザインのものを選びましょう。
天然素材のすばらしさをぜひ店頭でお試しください
――今回かけていただいたメガネに共通しているのは、テンプルの美しさですね。
yoko 上質な素材を使っていて、色がとっても美しいメガネでしたね。コーディネートを考えるときも、“テンプルの色で合わせる色リンクコーデ”を意識しました。今回ご紹介したメガネのように、テンプルに特徴のあるメガネを試着する時は、正面だけでなく横顔のチェックも大切だと思いました。
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写真ではなかなか伝わらない上質なメガネのすばらしさ。天然素材を使った美しいメガネは、お近くの「遠近プロショップ」の店頭でお試しいただけます。試着をする際は、横顔のチェックもお忘れなく。
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【個性的なクラシックメガネ】yoko先生のメガネファッションコーディーと講座②
【メガネがメインの着回しコーデ】yoko先生のメガネファッションコーディネート講座③
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