レンズのはなし疲れ目対策

「テレビで応援」にお奨めのシニア向けレンズ“Cool View ROOM(中近両用)”

ミドル世代、シニア世代が長時間テレビを見続けると、疲れ目の原因になってしまいます。そこで今回、新しく発売されたCool ViewのROOM設計を使って、視聴距離や視野の広さだけでなく、光波長制御機能も合わせてレンズを体験してみました。

結論 … ブルーライトカットを付けた遠近両用レンズより楽に使えました!

中近両用の特徴として2~4mの中間距離に関しては、遠近両用よりも見える幅が広いという事が知られていますが、この2~4mの中間距離の代表がテレビを見る時の距離になります。よって、テレビが見やすいのはある程度分かっていたのですが、長時間の視聴に対してはどうだろうという事で映画を2本、立て続けに見てみました。

実験の為ではありませんが自宅のテレビを買い替えたばかりだったので、その大きさと明るさ、さらに奥行き感などの自動補正に慣れていない状態での実験だったので、多少の疲れはありましたが、目の疲れと言うよりは同じ体制を取り続けている体の疲れの方が大きかったように思います。

また、Cool Viewの光波長制御機能に関しては、後程、詳しくご説明しますが、眩しさを抑えつつコントラストも向上することで、過度な刺激を受けにくく、文字もはっきりと読めて、結果的に楽に見ることができたように感じました。 それでは、楽に見ることができた理由を紐解いてみたいと思います。

中近両用とは?

下記のイラストは上段が遠近両用、下段が中近両用で設計的な比較です。

どちらも累進多焦点レンズという点では一緒ですが、メインで見たい距離と目的に違いがあります。

遠近両用は遠くが見やすいことが大前提で、さらに遠くからお手元までが1本のメガネで見ることができる設計になっています。

それに対して中近両用は、お手元から中間距離までをメインとし、お手元から中間距離が見やすいように設計することで、遠くの見え方に関してはほとんど切り捨てるような設計になっています。

遠近両用と中近両用の設計の違い

遠近両用と中近両用は目的が違うということがお分かりいただけたと思いますが、具体的に見える距離の違いは下記の図のようになります。 因みに下記の図には、もう一つの累進多焦点レンズである近々両用も入れてありますので、比較して頂けると分かりやすいと思います。

遠近・中近・近々の見える場所の違い

遠近両用はお手元の本も見えますし、パソコンの画面も見えます。またその先にあるテレビ画面も見えますし、窓の外の景色も見えると思います。

しかし、顔を固定したままで見た場合、見える幅が狭くなっています。

これに対して中近両用レンズは、お手元、パソコン、テレビまでは見えるのですが、窓の外は見えにくくなっています。ただし、遠近両用より見える幅は広くなっていますので、室内で使いやすいという事がご理解いただけると思います。

では次に、テレビの視聴距離や視野角の話を絡めてご説明します。

テレビの視聴距離や視野角について

最近のテレビって凄いですよね。液晶テレビが発売されたころに比べると段違いに進化しています。かつてブラウン管テレビの視聴距離は画面の高さの約5~7倍の距離が必要でしたが、液晶テレビでは高精細な映像の為、近くで視聴しても映像の美しさが損なわれません。その為、ブラウン管より短い約3倍の距離で見られるようになりました。さらに最近は4Kテレビが主流になり、2Kテレビの半分の1.5倍の距離まで縮まりました。これにより更なる大型化が進行しているようです。

ただし、問題もあります。国際的なスポーツの祭典では4K放送も行われるようですが、平常時は4K放送自体が少なく、さらに、4Kチューナーが必要になるなどの準備も必要になります。 また、最新の4Kテレビは2Kの放送をデジタル処理して4Kに近づけた高精細な映像を映し出すものもあるようです。この場合は、画面の高さの2倍程度で良いそうです。

テレビの視聴距離

因みに視聴距離が画面の高さの約3倍の2Kテレビと、約1.5倍4Kテレビを比較すると距離は半分になる為、必要な視野角は2倍になってしまうのをご存じでしょうか。

距離が近づくということは、より広い角度が見えないと辛くなってしまうのです。

映画館で映画を見る時に、最前列で見ることを想像してもらうと分かりやすいかもしれません。

より広い視野角が必要となった時に使いやすいのは、最初の方で掲載した遠近両用と中近両用の設計のイラストからもお分かりいただける通り「中近両用」なのです。

テレビを見る時の視野角

尚、今回の実験に使ったCool View ROOMに関して補足説明をしておきますと、Cool View ROOMはテレビを見るのに適している中近両用なのですが、距離をいろいろと選べる設計になっているのも特徴です。リビングの大きさやテレビまでの距離には違いがありますので、自宅のサイズに合わせて作れるのも嬉しいところです。

Cool View ROOMの距離設定

Cool Viewの光波長制御機能について

一般的に多くの方は、成人以降に水晶体に黄ばみが生じる黄変という現象が進行します。黄変は瞳を通ってくる青色光を遮断し、黄色光の感度が強くなりすぎることで、眩しさを強く感じ、像の輪郭がぼやけるなどコントラストが低下します。 Cool Viewは人が眩しいと感じるイエローライトを効果的にカットし、コントラストを向上させ、ブルーライトからも目を守るアイケアレンズになっています。

Cool Viewの特定光カット率

では、どのように見えるのでしょうか?

ブルーライトカットに関しては目の疲れを軽減する働きで知られていますが、イエローライトカットに関してはまぶしさを防ぐ効果と色彩補正の効果が望めますが、写真で説明しやすい色彩補正の効果に関してご説明します。

下記の画像はイメージ画像です。説明用に過度に色を入れていますので、あくまでもイメージとしてご覧ください。

左側が若い時の見え方です。中央は40~50代以降の見え方イメージ。右はCool Viewを使った時です。上段は遠くを見たとき、中断が中間距離、下段がお手元です。

先ず遠くを見た時の色彩ですが、ハイビスカスの赤、葉っぱの緑、空の青、雲の白の4色に関して、左と中央を見比べてください。赤に黄色を混ぜるとオレンジになります。緑は黄緑に変化します。青は水色に、白はアイボリーに変化します。

歳をとると子供の時に見ていた夏の澄み切った空に浮かぶもくもくとした入道雲は、水色の空に浮かぶ白い雲にしか見えていないのです。

テレビに映る芝の色も、ずいぶん黄色く見えてしまっています。お食事の時も食欲を誘う赤い色がオレンジに見えているのかもしれません。せっかくの彩も全て黄身がかって見えてしまっています。このように水晶体に黄ばみが生じる黄変という現象によって徐々に色彩が変わってしまっているのです。

そのような状態の目にCool Viewを使うと、若い時の見え方までは復活しませんが、随分と改善効果が望めます。 これがCool Viewの特徴の一つであり、目に見える最大の効果です。

Cool Viewの見え方イメージ

まとめ

中近両用のCool Viewに関して、設計と距離、角度の問題から中近両用がテレビ鑑賞に向いていること、ブルーライトカットによる目の疲れの軽減、イエローライトカットによる色彩の補正効果も合わさったことで、楽に見ることができた要因になったと思われます。 夏の間の巣ごもり生活をより快適に過ごしていただくために、是非、Cool Viewの中近両用をお試しくださいませ。

備考 … Cool Viewの全アイテム紹介

今回の体験はCool Viewの中近両用を使ってみましたが、中近両用以外にもいろいろな設計が発売されておりますので、詳しくは遠近両用プロショップまでご相談ください。

・度無しのレンズ

・度無しの調光レンズ

・近視・遠視・乱視用の単焦点レンズ

・近視・遠視・乱視用の単焦点調光レンズ

・遠近両用レンズ

・中近両用レンズ

・サポートレンズ


メガネやメガネレンズにお困りの方はお近くの「遠近両用プロショップ」へ。こちらの「ご相談・お問い合わせフォーム」からお気軽にご相談ください。