お話をうかがいました
田代ようこ さん
パーソナルファッションアドバイザー
外見に似合う軸を知って、内面にもフォーカスしながら自然体の美しさを引き出すコンサルタントとして活動。個人向けファッションアドバイザーとして、主にファッションに関わる仕事に従事。2020年よりメガネライフをスタートさせ、現在はメガネ×洋服のコーディネートアドバイスも行っている。
面長さんにおすすめ。ボアジレのほわっと感を引き締めるコーチのメガネ
正面から見るとカジュアルに見えますが、テンプルにあるゴールドの飾りで横顔はエレガントな雰囲気に。
――メガネの印象を教えてください。
yoko 40代・50代になると若い頃に比べて面長になり、目の下から口までの間が間延びした感じになりがちです。スクエアタイプなら、その間延びした印象を和らげるメリットがあります。
最近は、ウェリントンやボストンなど丸みのあるメガネが人気で、スクエアタイプで大人の女性がかけて「かっこいいメガネ」って少ないんです。そういう意味でも、このメガネは40代・50代の女性におすすめのメガネだと思います。
年齢を重ねた大人の女性には、きらりと輝くものをどこかに取り入れておくことも大事。このメガネには、テンプルにゴールドの飾りがあって、顔周りが華やかになる点もいいですね。
――このメガネに合わせたコーディネートについて教えてください。
yoko メガネの色に合わせたボアジレとワンピースのコーディネートです。ボアジレのモコっとした質感をスクエアなメガネで引き締めました。
――今年はボアタイプのジレがトレンドですね。大人の女性がボアジレを選ぶポイントは？
yoko 丈の長さがとても大事ですね。短いと太って見えてしまいますので、やせ見え効果を狙うという意味でも、ひざ丈くらいの長さのボアジレを選ぶのがおすすめです。
ボアジレと合わせたワンピースは数年前に購入したもの。トレンドの洋服と組み合わせるだけで今っぽくなりますし、手持ちの洋服を活かすという「エシカル」を意識したコーディネートにもなります。
シンプルがゆえに上品。きれいめコーディネートに、この1本があれば安心！
とてもシンプルなメタルメガネ。色は女性らしく、かけるシーンを選ばないピンクゴールドです。
――メガネの印象を教えてください。
yoko メタルのシンプルなメガネはきれいめな装いとの相性が良く、1本持っているととても便利。悪目立ちしませんし、上品なイメージになります。
テンプルの柄に特長があり、人によってはその柄が気になるかもしれません。洋服との合わせ方次第では老け見えすると感じることも…。そんな時は、テンプルの柄に負けないくらい華やかな洋服を着て、洋服に目線がいくようにしましょう。
――黒やグレー、紺のワンピースとこのメガネを合わせるとテンプルの柄が目立ちそうです。
yoko ベーシックカラーのワンピースとこのメガネを合わせるなら、ロングのネックレスをつけるのがおすすめです。例えば、一連の細めなロングネックレスと短めのネックレスを重ねるとか…。それだけで、テンプルの柄に負けない華やかさが出せます。
――紺のテーラードジャケットは引き締め感が出て、細見え効果もありますね。
yoko 50代以降の女性の場合、カジュアルでもきちんと感は必要です。きちんと感を出す方法のひとつが、アウターの丈の長さ。今年はショート丈が流行っていますが、私たちの世代は、ヒップの半分が隠れる程度の長さがあった方が良いと思います。
――靴は白いブーツですね。パンプスよりブーツの方がいいのでしょうか？
yoko ここに紺や黒のパンプスをもってくると、老け見えの原因になってしまいますし、黒のブーツでは色が分断されて背が低く見えます。白のブーツを履くことで抜け感が出て、脚長効果もあります。スタイルアップという意味でも、靴の色選びはとても大切です。
――メガネがシンプルですから、アクセサリーがないと顔周りが寂しい印象になりますね。
yoko そうですね。イヤーカフとネックレスはゴールドに。シルバーでも良いと思いますが、ジャケットの金ボタンと合わせてアクセサリーもゴールドにしました。
yoko先生イチオシ！ いつものコーディネートを格上げするメガネ
フォックスタイプの派手めなメガネ。ツヤのあるゴールドが、ジュエリーのような華やかさを演出してくれます。
――メガネの印象を教えてください。
yoko デザインがかなり個性的で「かけこなせるかな？」と思う人がいらっしゃるかもしれませんが、実際にかけてみるとリフトアップ効果がありますし、カジュアルな装いにも合わせやすいです。
――コーディネートのポイントを教えてください。
yoko 大人のおしゃれのお手本といえば、ヨーロッパのマダムたち。彼女たちがSNSで発信しているストリートファッションスナップを見ると、大きなサイズのメガネはコーディネートに欠かせないアイテムのひとつになっています。そこで、ヨーロッパのおしゃれマダムのコーディネートを参考にしながら、コーディネートを考えてみました。
洋服・バッグ・靴は黒と白でまとめました。メガネの華やかさと調和をとるために、トップスはほっこりとしたカーディガンを合わせています。
ぜひ真似していただきたいのが、ブラウスの袖口＆裾出し。袖と裾を少しだけ出すことで、おしゃれを楽しんでいる雰囲気を出せます。
――今回のコーディネート、脚が長く見えます！
yoko スキニージーンズとロングブーツを黒で統一することで、脚全体がつながって見えて脚長効果に。身長が低い方におすすめのテクニックです。
メガネコーデのヒントは、ファッションスナップのなかにある
――ローラアシュレイのコーディネートのように、ファッションスナップからおしゃれのヒントをもらうという方法は、誰でも真似できますね。
yoko 私たちの年齢だと、イギリスやイタリアのマダムたちのおしゃれスナップはとても参考になると思います。国内でしたら、ご自分の好きなファッションブランドの女性スタッフのスナップも真似しやすいですね。
ここ数年で、メガネをかけている女性のファッションスナップはとても増えていて、メガネありきのファッションが当たり前になってきていると感じています。同じデザインや色を選ぶのではなく、これまでとは全く違うタイプのメガネをお店で試すと、イメージが変わることがありますし、新しい魅力を見つられるかもしれません。
メガネやメガネレンズにお困りの方はお近くの「遠近両用プロショップ」へ。こちらの「ご相談・お問い合わせフォーム」からお気軽にご相談ください。
