メガネ選びのポイント

儲かる男になるメガネのお話/メガネスタイリスト・里和さん連載⑤

「メガネを換えたら売り上げがあがった」これは里和さんがスタイリングをお手伝いした方から実際に届いた喜びの声です。どんなメガネをかけたら、売れる営業マンになれるのでしょう? 儲かるメガネ選びのポイントを里和さんに教えていただきました。

お話をうかがいました

里和(さとわ)さん

帽子とメガネのスタイリスト

2006年より帽子作家として活動。銀座三越や京王百貨店(新宿)などでグループ展を行った際、「似合う帽子の選び方」を知りたいお客さまがたくさんいることに気づき、「似合う帽子を見つける3つのポイント」を帽子理論として独自で体系化。その後、帽子スタイリストとして活動を始める。同時期にメガネの相談を多く受けるようになり、現在はメガネと帽子のスタイリストとしても活動。メガネの買い物同行サービスやプロ向けの講座「メガネと帽子のプロ養成カレッジ」なども開催している。

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ターゲットに合わせてメガネを掛け換えることが大事

――今回のテーマは「儲かる男になるメガネ」の選び方です。

里和 個人のお客さまが顧客の場合は特に、お相手によってメガネを掛け換えることが大事だと思います。4年前くらいに、ある新聞に自動車販売店の「お詫びの達人」と呼ばれる営業マンの記事が掲載されていました。なかでも目を惹いたのが、お詫びの相手が女性の場合は「メガネを丸型に掛け換えてやわらかな印象を与える」というエピソードでした。その記事を読んだとき、メガネは単に似合うだけでなく、相手によってメガネを掛け換えて印象を変えることも大事なのだと知ったのです。

例えば保険の営業マンの場合、どういったお客様をターゲットにするかで見せ方が違いますよね。独身の男女、年商数億円以上の経営者、医師など、ターゲットによって親しみやすさや信頼感を与えるなどお客さまに合わせた印象づくりが必要です。

――次の項では、里和さんのスタイリングでメガネを掛け換えて事業を拡大し、顧客獲得へとつながった2人の男性のお話を伺っていきます。

成功事例①個人事業主だった営業マンが、約3年で2つの法人の経営者に

里和 まず一人目は、健康商材の販売会社をされているAさんです。

■ご依頼内容は?

里和 Aさんは健康商材を扱っていることもあり、美容関係のサロンを経営されている女性のお客様が多かったんです。しかし、体格が良く、(ご本人の意志とは関係なく)ぶすっとした印象に見られがちでお客さまに怖い印象を与えてしまうことから、怖がられず話やすい雰囲気をどうすれば出せるかが悩みでした。このお客様は視力が良くメガネをかけてなかったのですが、「伊達メガネで柔らかい雰囲気を作ることができますよ」とお話させていただきました。さらに商談に必要なイメージが加わり「信頼感を与える」「賢そうに見える」「威圧感を与えない」という3つの条件を兼ね備えた伊達メガネをご提案しました。

■メガネを掛け換えた効果は?

里和 周りの反応がよかったということと、メガネを掛けることで「自分は大丈夫、怖く見られていない」という自己暗示で、リラックスして商談に望めるようになったそうです。「このメガネがウルトラアイのようになり、メガネを掛け換えてから仕事の調子が良くなりました」とおっしゃっていました。

成功事例②セミナーでの講演に自信が持てるようになり相談件数が増えた

里和 二人目の方は50代の行政書士のBさんです。

■ご依頼内容は?

里和 Bさんは仕事の依頼がくるように定期的にセミナーを開催しているのですが、講演の際に「自分がどう見られているか」が気になって緊張してしまうことが悩みでした。洋服には気をつかっていたものの、メガネはこれで良いのかを迷っていて、講演するときにメガネをつけたりはずしたりして、セミナーに来ている方のお顔が良くわからないという状態だったそうです。

Bさんには2本のメガネをご提案しているのですが、まず1本目はお客さまの多くが年配の富裕層の女性だったこともあり、柔らかな印象で寄り添うような雰囲気が出せて、品よく見えるメタル素材のメガネを選びました。

2本目はBさんから「相続のお話などをする際に、お客さまが気を楽にして家庭の事情などをお話してくださるように、ラフでカジュアルな印象を与えるメガネが欲しい」という依頼がありましたので、プラ素材の茶系のメガネを提案しました。

■メガネを掛け換えた効果は?

里和 メガネを掛け換えたことで気持ち的にすごく良い方向に変わったため、仕事に良い影響が出ているとおっしゃっていました。Bさんの場合、見た目の雰囲気もすごく変わりました。お会いした当初は緊張して落ち着きがないような雰囲気があったのですが、メガネを換えたことで私も驚くぐらい立ち振る舞いがすごく堂々とした感じになりました。

――次の項からは、儲かるメガネの選び方の実践編についてご紹介します。

儲かるメガネの選び方①一流にみせたいなら

里和 全体的の統一感がすごく大事ですね。一流にみせたいなら、スーツなど身に付けるものはそれなりのものを選ぶかと思います。それに合わせてメガネも専門店で購入しましょう。

一流というと威厳や品格が大事ですから、私でしたら四角いカチっとしたイメージのメガネをおすすめします。

色味は黒や深みのある茶色などで威厳のある演出を。

素材は高級感が出せるメタル素材がおすすめですが、すべてメタル素材だと冷たい印象や寂しい印象になる場合があります。メガネフレームに、ある程度厚みがあると存在感が増すためプラ素材とのミックスがおすすめ。フロントはプラでテンプルやブリッジの部分がメタルのミックスタイプを選ぶのが良いと思います。メタル部分が金色のタイプはより高級感を感じさせてくれます。つや消しのメタルだと落ち着いた印象に、つやありのメタルだと華やかに見せてくれます。

儲かるメガネの選び方②相談しやすい印象を与えたいなら

里和 お客さまが女性の場合は柔らかくやさしい雰囲気を出した方がコミュニケーションをとりやすくなるため、丸みのあるボストンタイプなどが良いと思います。あまり圧を感じさせないように、太めで存在感のあるフレームは避けましょう。親しみを感じさせるなら、カジュアルさも出るようにプラ素材を取り入れたナチュラルカラーのメガネがおすすめです。

お客さまが男性の場合、若かったり繊細な雰囲気だったりすると「この人に頼んでも大丈夫?」という印象を与えてしまいますので、太めで大きく存在感があり、ちょっと圧のあるくらいのメガネがおすすめです。カラーも引き締まる黒が良いと思います。顔の印象が薄めの方にも、強い印象を残してもらえます。

儲かるメガネの選び方③クレーム対応時には

里和 あまり主張しないメガネが良いですね。クレーム対応の場合には誠実な印象を与えることが大切ですが、色の効果でクリーンなイメージを演出することもできます。メタルなら誠実な印象を与える明るいシルバー、プラ素材ならクリーンなイメージのブルー系がおすすめです。鮮やかなブルーだとカジュアルなイメージになってしまいますので、黒に近い深いネイビーが良いでしょう。

あまり主張しないメガネという意味では、リムレスタイプもいいかもしれません。素顔がわかりやすく、丸みのあるレンズデザインで優しそうな印象を与えてくれます。

儲かるメガネの選び方④リモート会議でのカジュアルスタイルの時には

――自宅からのリモート会議用に、カジュアルなジャケットスタイルで参加するケースが増えています。カジュアルスタイルで印象が良くなるメガネはありますか?

里和 少しトレンド感のあるメガネはいかがでしょうか? 今は天地幅があるタイプがトレンドですから、クラシカルな感じで天地幅があって、ウェリントンとボストンがミックスしたような形が良いと思います。天地幅があると、抜け感が強くなり過ぎるイメージがありますが、カジュアルなスーツスタイルには合わせやすいと思います。

それと、クリア素材のメガネもいいですね。完全な透明なタイプはモニターの光に反射して光ってしまい悪目立ちしてしまいますが、少し黄色味やスモークグレーなどのカラーが入ると、天地幅があっても存在感が抑えられ、優しい印象になると思います。

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