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紫外線本番!!あなたのサングラスは紫外線から守ってくれるサングラスですか?

実はサングラスにも紫外線をカットしてくれるモノそうでないモノがあります。またサングラスにも寿命があり、年々機能が衰えてしまっているなんてこともあります。夏にかけて紫外線が強まっていきますが、あなたのサングラスは大丈夫ですか?

サングラスは持っているけれど普段はほとんど掛けることがないという方でも、日の目を浴びる季節がいよいよやってきましたね!紫外線は3月頃から急激に強まり、5月から7月に向けてピークを迎えると言われています。

目の紫外線対策として、サングラスを掛けているから私は大丈夫と思っていても、眩しさは防いでくれても紫外線をしっかりとカットしてくれないファッションサングラスも多く出回っています。デザインだけで選んでしまったりすると、そうした落とし穴に落ちてしまいかねません。

またサングラスには通常5年程の寿命があり、長く愛用していると十分な紫外線対策として機能しなくなってしまっているケースもあります。

サングラスを掛ける目的は人それぞれで、お洒落目的、眩しさ対策、紫外線対策、目元を隠したい、ぱっと思い浮かぶだけでも様々な使用目的があるかと思います。しかしどうせ掛けるなら同じサングラスでもしっかりと紫外線から目を守ることができ、身体に優しいサングラスを掛けたいですよね。

目を守ることは肌を守ることに!

サングラスで紫外線対策をすることは、目じゃなくて身体にも優しいの?そうなんです!驚くことに目の日焼けは肌の日焼けの一因になることが実験で立証されているのです!

目の日焼け、つまり目に強い紫外線が入ることによって体内に「メラニン色素」という色素が生成されます。この色素が過剰に生成されることによりそばかすやシミの原因になってしまうと言われています。

せっかく日焼け止め対策をして肌を守っていても、目から入る紫外線によって肌が傷ついてしまってはもったいないですよね。この記事を読まれた方は明日から目に見える肌だけではなくしっかり目の日焼け対策もしていきましょう!

目の日焼け対策は、肌の日焼け対策になるだけではなく目の怖い病気を防ぐことにも繋がります。引き起こされやすい病気としては目が赤く充血する結膜炎です。また、白内障の障害を引き起こす可能性やダメージの蓄積により翼状片や黄斑変性といった様々な怖い病気になる可能性があります。

また目の日焼けは疲れの原因にもなるとも言われているのでしっかり対策しておきたいですね。そこでこれからの紫外線本番の対策にご提案したいのが、ただ眩しさを防ぐだけのサングラスを掛けるのではなく、紫外線をしっかりとカットしてくれるサングラスを掛けてもらうことです。

紫外線カットが十分に機能していないサングラスのリスク

先程も触れましたが、しっかりとした紫外線カットの効果が元々期待できないサングラスや寿命により機能が衰え紫外線カットの効果がなくなってしまったサングラスを掛け続けてしまうと、却って目を痛めてしまうケースもあります。

なぜかといいますと、色が濃いサングラスはその視界の暗さから目が光を取り込もうとすることで、瞳孔が大きくなり紫外線を多く取り込んでしまうためです。

せっかく紫外線対策として掛けているのに、それが逆効果になってしまっているなんてことも起こり得るのです。

ではサングラスを選ぶ時は、どのような基準で選べばしっかりと紫外線をカットしてくれるサングラスを判断すればいいのか。次はそんな疑問にお答えしていきます。

紫外線をしっかりとカットしてくれるサングラスの選び方

サングラスのレンズには通常色が付いて、種類により様々な色合いのモノがありますよね。画像左右真ん中色の違うサングラスではどのサングラスが紫外線対策に適していると思いますか?

紫外線対策 マスクに合うサングラス 遠近両用

色が濃い方が紫外線対策になりそう!そう思われる方も多いのではないでしょうか。しかし紫外線対策にはサングラスの色は関係ありません。画像のサングラスはレンズの色の違いはありますが、実はどのサングラスも同じだけ紫外線をカットしてくれます。

色が濃いレンズでも紫外線を通してしまうレンズもありますし、色が薄いがしっかりと紫外線を防いでくれるレンズもあります。

それではしっかりと紫外線対策の出来るサングラスとそうでないサングラスはどこで見分ければいいのかと言いますと、「紫外線透過率」という数値を見ることで簡単に見分けることが出来ます。表記によっては「紫外線カット率」・「UVカット率」と書かれている場合もあります。

紫外線(UV)カットの加工がされているサングラスには「紫外線透過率」や「UVカット率」といった表示が一般的にはされています。

この紫外線透過率とは、そのサングラスがどのくらいの紫外線を通してしまうのかということを表し、UVカット率・紫外線カット率とは逆にそのサングラスがどのくらいの紫外線をカットしてくれるのかということを表します。

例1 紫外線透過率1%→UV(紫外線)カット率99%

例2 紫外線透過率10%→UV(紫外線)カット率90%

上記のように紫外線透過率は低ければ低いほど、UVカット率は高ければ高い程紫外線対策に効果があるということです。

紫外線の波長

また「UV400」「UV○○○」といった数値で表示されているサングラスもあります。UV400という数値は、波長400nmまでカット出来るということを表しています。ここで言う波長というものは紫外線の波長のことをさします。具体的にいうと紫外線の種類が下記の二種類あり、紫外線にはそれぞれの波長が決まっています。

1.UVA(紫外線A)
紫外線の90%を占めている。
肌の奥まで届きシミ・シワやたるみなどの原因に。
波長315nm~380nm(波長が長い)

2.UVB(紫外線B)
紫外線の10%を占めている。
肌が赤くなるといった肌の炎症を引き起こす原因に。
波長280nm~315nm(波長が短い)

つまりUV400は波長400mmまでカット出来るため、紫外線の99%以上をカットすることが出来る数値であることがわかります。(100%ではないのはわずかな隙間などからの紫外線を全ては防ぐことが出来ないからです)

逆に言うとUVAをカットするには、波長400nmまでの紫外線をカットできるUV400のサングラスでないとカットすることが出来ないということです。

つまり紫外線をしっかりとカットするには、紫外線透過率が1%もしくは紫外線カット率が99%、UV400の記載があるサングラスを身につける必要性があります。

お求めはお近くの遠近両用プロショップへ

これからの季節紫外線が強くなっていくので、これを機会に是非今お持ちのサングラスを見直し、目の紫外線対策をしてみてはいかがでしょうか?サングラスを新調してみようと思われた方は是非お近くの遠近両用プロショップをお訪ねください。メガネ選びのプロがあなたに合った一本を見つけてくれるはずです!!

はじめてのサングラスの購入をこれから考えている方は合わせてこちらの記事もご覧ください。
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