花粉メガネ「スカッシー」とは?
よく見るゴーグル型の大きな花粉メガネって、いかにもと言う感じがして何だか野暮ったくありませんか?
それに比べて「スカッシー」はメガネの形をした花粉メガネなので、抵抗が低くて掛けやすいのです。
因みに「スカッシー」は花粉症という言葉がまだ日本にない時代に誕生し、愛され続けて30年、累計販売本数も300万本を突破しており、JAPOC(花粉問題対策事業者協議会)認証も受けた信頼性の高いメガネであり、消費者満足度96.8%という実績もあります。(大満足18.0%、満足58.7%、やや満足20.1%、やや不満2.8%、不満0.4%)
お子様用の小さいサイズから男性用まで各種サイズが用意され、フレームの色も数種類から選べ、中にはお子様が楽しく掛けられるキャラクター物まであり、利用される方のスタイルに合わせたバリエーションも豊富です。
では、スカッシーを例に挙げながら、花粉メガネの選び方をご紹介していきましょう。
花粉メガネの選び方 … 条件
花粉症対策用メガネの条件としては、眼に入る花粉を防ぐために、通常のメガネには無いメガネと顔の間を埋める「フード」が付いていることが条件になります。
花粉メガネの選び方 … 度付き?度無し?
先ずは度付きの花粉用メガネとして使うか?それとも度無しの花粉用メガネとして使うか?です。
●度付きの場合 … スカッシーフレックスプラスがお奨め
レンズを止める部分がネジ止め式で、度付レンズへの交換が可能なメガネフレームです。
最大の特徴はシリコンフード。シリコンの柔らかさをキープしつつ、差込口の改良や厚さUPなどにより、以前の物よりフードの耐久性を向上させ、フードが外れにくく改善されました。
尚、花粉のシーズンが終了したらシリコンフードを外し、専用の鼻パッドに交換することで普通のメガネとしても使えるのもお奨めポイントです。
もちろんシリコンフードや専用鼻パッドの交換パーツ(別売り)もありますので安心です。
※ 販売価格
本体税込3,850円(度付レンズは別売り)
シリコンフード交換パーツ税込660円
専用鼻パッド交換パーツ税込220円
●度無しの場合 … スカッシースタイルがお奨め
レンズを入れ替える必要が無い度無しの方には、フードがテンプルの少し内側に付いていて目立ちにくいデザインのスカッシースタイルがお奨めです。
パッケージから出したら伊達メガネ感覚でそのまま使えますが、マスクを併用されることを考えて、レンズにくもり止めコーティングを施し、快適な視界を確保できるようにしています。
尚、キッズサイズは安全性を考慮して柔らかいシリコンカバー(度付は対応していません)を付けています。
※ 販売価格
キッズサイズ税込1,980円
他サイズ税込1,650円
キッズ用シリコンフード交換パーツ税込550円
花粉メガネの選び方 … 顔にフィットするサイズ
ご自身が今、使っているメガネのサイズと比較して選ぶことも出来ますが、店頭で実際に掛けてみてメガネとしての掛け心地をチェックしつつ、フードがいちばん密着するサイズを選ぶようにすると良いでしょう。
●度付き用のスカッシーフレックスプラスにはSS、S、M、Lの4種類があります。
SS:46□15-120
S :49□16-125
M:53□17-128
L :56□19-128
●度無し用のスカッシースタイルにはキッズ、スモール、レギュラー、ワイドの4種類があります。
キッズ :46□15-121
スモール :51□15-125
レギュラー:52□17-135
ワイド :55□23-135
花粉メガネの選び方 … フレームの色
フレームの色選びで効果に差はありませんが、似合うor似合わないとか、目立つor目立たないとは、そもそも掛ける気になるかという点で色も重要だと思います。色の展開はサイズごとに分かれていますのでご確認ください。
●度付き用のスカッシーフレックスプラスに
SS:ブラック、ブルー、ライトパープルの3色展開
S :ブラック、ブルー、パープル、レッドの4色展開
M:ブラック、ブルー、パープル、ブラウンの4色展開
L :ブラック、ブラウン、グレーの3色展開
●度無し用のスカッシースタイルに
キッズ :ブルー、ライトパープル、ピンクの3色展開
スモール :ブラック、パープルの2色展開
レギュラー:ブラック、ブラウン、パープルの3色展開
ワイド :ブラック、グレーの2色展開
花粉メガネの選び方 … くもり止め加工
花粉症の方はほぼ全員マスクを装着していますよね。という事はくもり止め加工が必要なはずです。
先ず、度付き用のスカッシーフレックスプラスですが、こちらは度付きレンズに交換することが前提となりますので、ご購入時に組み込まれているレンズにはくもり止め加工はされていません。
別途、ご購入いただく度付きレンズにくもり止め加工を施すか、市販のくもり止めを使って対応する形になります。
次に度無し用のスカッシースタイルですが、こちらはパッケージから出してそのまま使うものになりますので、ご購入時に組み込まれているレンズにくもり止め加工が施されています。
因みに、スカッシースタイルに使われているくもり止め加工の耐久性は約2年間となっていますが、使い方次第で短くなってしまいます。くもり止めの効果が減ってきた時は、市販のくもり止めをご利用いただくと良いでしょう。
花粉メガネの選び方 … 上記以外の選択方法①
度付き用のスカッシーフレックスプラス、もしくは度無し用のスカッシースタイルをご購入いただく以外の方法として、今使っているメガネの上に掛けるスカッシーオングラスという方法もご紹介しておきます。
スカッシーオングラスは、いわゆるカバーグラスというもので、今使っているメガネの外側を覆うように掛けるものになりますので、通常のメガネより少々大きく、ゴーグルのような感じになります。
ただ、以前のようなゴツゴツした感じをなくして、丸みを持たせ優しい感じに改善されていますので、女性でも掛けやすくなっています。
色は上記のライトブラウン1色でサイズも1サイズとなります。
※ 販売価格 税込2,200円
花粉メガネの選び方 … 上記以外の選択方法②
度付き用のスカッシーフレックスプラスはフレームが太いから嫌!スカッシーオングラスはゴーグルみたいで嫌!それでも今掛けているメガネを使いたいという場合は、最終手段としてスカッシーメガネにカバーという方法があります。
これはスカッシーフレックスプラスのシリコンフードをご自身のメガネに取り付けるようなイメージです。
今掛けているメガネの大きさに合わせる必要がありますが、スカッシー メガネにカバーにはS・M・Lの3サイズが用意されていますので、特別に大きいか、小さいか以外であればかなりの確率で取り付けが可能です。
ただし、形や長さなどが完全にフィットするという保証はありませんので、店頭で販売員に相談しつつ、試着いただくことをお奨めします。
※ 販売価格 税込2,750円
花粉対策 お役立ち情報
●くもり止め
既に使っている方も多いと思いますが、くもり止めには種類があり、効果が一番高いのは「ジェル」タイプとなります。次いで高いのは「スプレー」タイプや「液体」タイプ。最後に「メガネ拭き」タイプの順です。
ただし、使い勝手が良いのは効果と逆で、「メガネ拭き」タイプが一番使いやすく、次が「スプレー」タイプや「液体」タイプ。最後に「ジェル」タイプとなります。
ご自身の生活スタイルに合わせてご利用いただくことをお奨めします。
因みに筆者は「メガネ拭き」タイプをズボンのポケット、コートのポケット、通勤カバン、休日用のカバン、車の中など色々な場所に忍ばせ、家を出る時と会社から帰る時の1日2回程度使っています。
●帯電防止剤入りのメガネクリーナー
100円均一等で販売されているクリーナーと比べるとお値段は高くなりますが、帯電防止剤入りのメガネクリーナーを使うと静電気の蓄積を防止してくれるので、チリやホコリ、花粉を吸い寄せないようにする効果が期待できます。
●くもり止め効果のあるメガネレンズ
今使っているメガネのレンズにくもり止め加工を施すことは出来ませんが、これからメガネを作るという場合は、くもり止め効果のあるメガネレンズを選択することが可能です。
大手レンズメーカーのHOYAには「KUMORI291(くもりにくい)」というコートがありますし、Nikonには「デュアルセーフビュー」という抗菌+くもり止めコーティングがあり、SEIKOには「フォグレスコート」と「フォグレスケアフリーコート」があります。
それぞれオプションとなりますので、基本となるレンズとの組合せに関しては、販売員にご相談ください。
●花粉対策用 鼻パッド「アンチビエン」
磁気が生み出す緩和効果で花粉やハウスダスト、アレルギーなどによる鼻のムズムズ、鼻づまり、目のかゆみなどの軽減効果を期待する鼻パッド「アンチビエン鼻パッド」。お手持ちのメガネの鼻パッドを交換するだけの簡単対策アイテムです。
尚、磁気や磁力を使ったものは人によって効くor効かないがありますので、磁気や磁力を使った製品に反応しやすい方はお試しいただく価値があると思います。
※ 販売価格 税込3,300円
●子供用の花粉対策メガネは安全第一!
お子様は動きが激しく、ボールがぶつかったり、人との接触も多く、大人に比べて怪我をしてしまう確率が高いので、顔に直接当たるフードは、シリコン等の柔らかくてクッション性もある素材がお奨めです。
また、経年劣化もさることながら、遊んで壊してしまう事も考えられますので、フード部分を交換できるものの方が良いでしょう。
●災害発生時の跡片付けにも
花粉対策用のメガネやゴーグルは、お掃除や農作業の時にホコリやチリから目を守る道具として花粉の時期以外でも売れているのですが、実は災害後の活動にも役立つそうです。
これは東日本大震災後に東北地区の眼鏡店様から頂いたアドバイスなのですが、がれきや土砂の跡片付け時は、想像以上の粉塵で眼を真っ赤にしている人が多く、花粉対策用のメガネが大変喜ばれたとの事でした。
本来の目的とは異なる使い方かもしれませんが、花粉の時期が落ち着いたら災害時の持出袋に入れておくと良いかもしれませんね。