老眼に合わないメガネが、不調の原因のひとつとなる場合も
いま、かけているメガネのピントはあっていますか?
「目が疲れているとピントが合わない」
「ピントが合わなくなることはあるけれど、今は見えている」
こんな状態が続いている人はレンズを換えるタイミングかもしれません。また、40代は「老眼」が本格化する年齢です。これまで視力が1.0や1.5だった人も、書類や本を離さないと見えにくくなっている場合は、老眼鏡や遠近両用メガネをかけて目の負担を軽減すると楽に過ごせます。
老眼に合わないメガネが、大きな病気となってしまう原因のひとつになる場合も
目は自律神経に働きかける器官です。遠くを見るときは交感神経が、近くを見るときは副交感神経が目のピントを合わせるために働きます。交感神経と副交感神経がどちらかに偏った働きを続けると自律神経のバランスが崩れ、軽度のうつ病などの精神疾患になる恐れもあり注意が必要です。
ドライアイで悩んでいる人が多いと思いますが、ドライアイは交感神経が優位に働いときに起こりやすくなります。涙は目の負担がない状態、副交感神経が優位のときに増えますが、ピントの合わないメガネをしたまま長時間パソコンのモニター画面を見続けると、交感神経が優位に働き涙の分泌が減ります。その結果、目が乾きドライアイになりやすい状態になる恐れも。
「遠くが良く見える」メガネだでは快適に過ごせないことも
日々の生活を振り返ってみてください。何を見ている時間が一番長いですか? 私たち現代人の多くは、パソコンやスマホの画面など近くのものを見る時間が一番長いと思います。そういった生活習慣のなか快適に過ごすには、見る距離を意識したメガネ選びが必要です。
遠くが良く見えるメガネで近くを見ようとすると、ピントをあわせるために必要以上に目の筋肉を使い眼精疲労の原因となります。慢性的眼精疲労は、頭痛、吐き気、肩こりなど全身の不調の原因となってしまう場合もあり注意が必要です。
ここで合わないメガネによって起こる恐れのあるカラダの不調についておさらいしておきましょう。
●合わないメガネによって起こる恐れのあるカラダの不調
・ドライアイ
・眼精疲労
・肩こり
・頭痛
・吐き気
・軽度のうつ病
老眼に合わないメガネを軽視しないで! 目の病気の可能性もあります
「ピントが合わないのは視力低下が原因かも」
「老眼になったのかもしれない。でも老眼鏡をかけるのは避けたい」
といって合わないメガネをかけ続けていたら、白内障、緑内障、網膜静脈閉塞症、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性症などの目の病気だったというケースもあります。自己診断は危険です。視力の低下を感じたら、眼科医での受診を日本眼科医会ではすすめています。
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