▼編集部Kのメガネプロフィール▼
●女性。現在、51歳。
●子供のころから視力が良く、メガネとは無縁の生活。
●主な仕事はライター。平日、7時間近くPCと向き合って原稿や資料作成。
●PCの画面の見づらさを感じ、46歳で初めて「遠近両用メガネ」を作る。
●「遠近両用メガネ」は主に仕事用として使っている。
「はじめての老眼鏡」を作るきっかけは、新型コロナウィルス感染症の流行
普段は裸眼で過ごし、仕事の時や車で長距離運転をする時だけ遠近両用メガネを使う生活を始めて5年が経ちます。遠近両用メガネがあれば、PC作業も資料を読むのも問題ありませんでした。メガネ1本で何不自由なく過ごしていたのに、新型コロナウィルス感染症(以降、コロナ)の大流行をきっけに、その状況が変わってしまいました。
コロナが長引くにつれ、友人や仕事仲間と会えなくなったこと、先行きへの不安。テレビでは辛いニュースばかりが流れている…などでフラストレーションが溜まり、ほぼ毎晩スマートフォンで何時間も動画コンテンツを見るようになりました。
まず最初にハマったのが、お笑い芸人の漫才動画です。漫才師の日本一を決めるM-1グランプリに始まり、M-1を見て好きになった漫才師たちの情報をより深く知るために「推し漫才師」のYoutubeチャンネルや彼らが出演しているバラエティ番組をスマートフォンで毎晩数時間見続けました。部屋の電気を消してベッドに横になったまま、20cm程度の至近距離で夜な夜な動画を見ては笑い、ストレスを発散していたのです。
次にハマったのが韓流ドラマです。韓流ドラマの場合、1本のドラマで16話完結。長いものでは50話、なかには100話以上という長編ドラマもあります。お気に入りのドラマにハマってしまうと、その先のストーリーが気になって1話、2話では動画の停止ボタンを押せません。一晩に5話(5時間ですね)程度、動画を見る生活が日常になっていきました。こんな生活を半年近く続けた結果、目が急激に悪くなっていったのです。
本が読めない。読みたくない!
私は仕事柄、1か月に10冊以上の本を読みます。
取材の下調べのため、1つの企画につき4~5冊を数日間で読み切らなければならないこともあります。そんな状況のなか、夜寝る前に本を読み始めたところ、遠近両用メガネをかけても文字がぼやけて、すごく読みづらくなっていることに気づきました。それでも、内容が理解できる程度には読めていましたので、数か月はその状態で過ごしたのですが、しばらくすると目が疲れるだけでなく、肩や背中が張り、イライラ感が募るようになって、本を読むことが負担になってきたのです。
「このままでは、仕事にならない…」
そこで、老眼鏡を作ることにしました。
老眼鏡を作った一番の理由は「ストレスケア」
普段使っている遠近両用メガネは、PC作業時には快適に使えていましたので、老眼鏡は「本や資料を読む」ことを目的としたレンズにしてもらいました。
まず驚いたのは、文字のクリアさです。これまでは、なんとなく本の表面に靄(もや)がかかったように見えていたのですが、一文字、一文字がくっきりクリアに見えるのです(下記写真参照)。文字が良く見えますので、本の内容への理解度が上がります。その結果、仕事の処理スピードは格段に上がりました。長時間読んでいてもイライラすることなく、集中して本を読めるようになりました。
私のように子供のころから視力が良く、メガネ生活をしてこなかった人にはメガネをかけること自体に抵抗があるかもしれません。しかも、目的にあわせてメガネを掛けかえることに対して面倒だと思ったり、お金がかかると思うこともあるでしょう。
では、メガネを洋服や靴に置き換えて考えてみてください。
洋服や靴は目的に合わせて変えますよね。それと同じことです。
しかも見えにくいまま無理にスマホの画面や本を見ると、頭痛、肩こり、眼精疲労、ドライアイなどカラダのあちらこちらに不調が出て日々の生活に支障がでます。こういった健康不調についてはメディアでも語られていますので、ご存じだと思います。
目の不調は「うつ」「睡眠不足」の原因になることも
目の不調は心の不調につながります。
私が老眼鏡を作ろうと思った一番の理由は「ストレスケア」でした。
コロナ禍でのリモートワークで自宅で過ごす時間が長くなり、話をする相手は家族だけ。友人と会うこともままならず、ストレスはたまる一方。好きな作家の小説やマンガを読む時間は、私にとってストレス解消の一つでした。にもかかわらず、好きな本を読みたいのに、読み進められない。「読めない」ことが、大きなストレスとなりました。
●調味料の原材料の文字が読めない。
●薬の成分が読めない。
●仕事の資料の注釈の文字が読めない。
●スマホで見る映画の字幕が読めない。
一つひとつは小さな事柄でも、これが積み重なってくるとイライラが溜まります。しかも、目は自律神経と直結しているため、こういった小さなストレスの積み重ねが「うつ」の原因になることもあります。
特に女性の場合、更年期になると女性ホルモン機能の低下でエストロゲンが低下し、ドライアイになりやすい年代へと突入します。こういった目の不調は心の不調に直結し、心の不調は睡眠障害につながります。そして、睡眠不足は美容の天敵です。5年後、10年後も元気で過ごしたい、そのためには目の健康とそれにともなうストレスケアが大切だと思い、老眼鏡を作ったのです。
遠近両用メガネと老眼鏡。目的によってメガネを使い分けるメリット
私の場合、PC作業には「遠近両用メガネ」、資料や本を読むときは「老眼鏡」と2本のメガネを使い分けていますが、目の調節機能が確実に衰え始める50代を過ぎたら「遠くを見るためのメガネ」と「近くをラクに見るためのメガネ」の2本あった方が良いと痛感しました。ちなみに近視の同僚は、外出するときは「近視用メガネ」、仕事の時は「中近メガネ」を使い分けています。
●中近メガネを作ったら、いいことだらけだった!
詳しくはこらち→
メガネを作る時は、自分の目の状態にあったレンズを選ぶことがとても重要です。「見える」ことが大切と思いがちですが、「見えすぎる」と目は疲れてしまうのでかえって逆効果です。遠近両用プロショップのように遠近両用を専門に扱う専門店で、度が強すぎず、ゆがみが少ないレンズを選ぶ。そうしないとメガネになかなか慣れず、せっかく買っても「目が疲れて使わない」というもったいない状況になっていしまう場合もあります。
「ジョンレノン」のメガネを老眼鏡に!
そして、フレームにもこだわっていただきたいです。「家で掛けるだけだから」「人には見られないから」といって適当にフレームを選ぶのはおすすめできません。色やデザインを試して、悩んで買ったメガネなら愛着が沸きます。
メガネ屋さんには今流行しているトレンドの色やデザインのフレームがたくさんあります。
ちなみに私は、「ジョンレノン」ブランドのフレームを買いました。ジョンレノンは男性用フレームのイメージがあるかもしれませんが、シンプルなデザインなので女性でも似合うデザインがたくさんあります。
●ジョンレノンといえば、クラシックスタイルの丸メガネ。詳しくはこちら→
「老眼」は加齢現象であり、すべての人に起こる症状です。
これまで自覚症状がなくても、コロナ禍でPC、スマホなどを使う時間が長くなり視力が低下、モノを見る力(目の調整力)が衰えている人は多いと思います。
「見える」だけではなく、今の目の状態にあった最適なメガネを使い分けてストレスフリーな生活を送ること。それが5年後、10年後も若々しく、元気に過ごす秘訣の一つだと実感いたしました。是非、我慢せず最適なメガネを使い分けてください。
メガネやメガネレンズにお困りの方はお近くの「遠近両用プロショップ」へ。こちらの「ご相談・お問い合わせフォーム」からお気軽にご相談ください。