お話をうかがいました
里和(さとわ)さん
メガネと帽子のスタイリスト
2006年より帽子作家として活動。銀座三越や京王百貨店(新宿)などでグループ展を行った際、「似合う帽子の選び方」を知りたいお客さまがたくさんいることに気づき、「似合う帽子を見つける3つのポイント」を帽子理論として独自で体系化。その後、帽子スタイリストとして活動を始める。同時期にメガネの相談を多く受けるようになり、現在はメガネと帽子のスタイリストとしても活動。メガネの買い物同行サービスやプロ向けの講座「メガネと帽子のプロ養成カレッジ」なども開催している。
「老けるメガネ」ってどんなメガネ?
里和 40代、50代くらいの男性が安っぽいメガネをかけていると老けて見えますよね。メガネは、顔にのせるアイテムなので色も重要で、肌の色に合っていないメガネも老けて見えます。
特に男性の場合、夕方になるとひげが伸びてきますが、フレームの色によってはひげが濃く見えてしまったりすることもあります。
購入してから、だいぶ年数がたってお手入れされてなさそうなメガネも、老け見えの原因になります。
それと、休日でも仕事仕様のメガネをかけ続けているとか、メガネと洋服のテイストが合っていないと「老けるメガネ」になってしまいます。
メンテナンスがされていない、洋服や場に合っていないなどだらしなさや無頓着さがどことなく見えると、老けて見えてしまいます。
資料を読む、スマホを見る。目的にあわせたメガネをかけないと老け見えする
里和 物を見るときにメガネを上げ下げする。眉間の縦ジワ。自分ではわからなくても、周りの人にはその姿を見られています。メガネに関するあなたの仕草がスマートになるよう、遠近両用、読書用など目的にあわせたメガネをかけることも大切です。
フィッティングが合っていないと老け見えする
里和 フィッティングがあっていなくてメガネが斜めに傾いてしまっている人やメガネがずり落ちている人も、老け見えの原因になります。特に、メガネが下がってしまっている人をよく見かけますが、メガネが下がるとのっぺりと老けて見えるだけではなく、見え方や目の健康面においても良くないですね。
「シック」「落ち着き」と老け見えの違い
里和 落ち着きすぎるのも嫌だし、若作りしすぎて無理しているようにも見せたくない。ちょうどいい加減が難しいところではありますが、40代以降の男性は、社会人として経験も積み年齢にふさわしい品格や高級感のあるイメージにしたいと思うのではないでしょうか?
40年代以降になるとシックさも必要になると思いますが、「シック」や「落ち着き」と「老け見え」の違いって何だと思いますか? シックは上品で落ち着きがあって洗練されていること。一方、「老け見え」は落ち着きがあっても、上品さと洗練さが欠けています。
「老け見え」から「シック」への切り替えは、メガネの選び方次第。メガネの形と色の組み合わせがポイントです!
「老けないメガネ」の選び方①メガネの形
里和 きりっとしていた方が老け見えしないですから、メガネの形は直線的な方がいいですね。きりっとシャープに見せたいならスクエアタイプのメガネ。シャープなイメージにしつつもカジュアルさを出したいならウェリントンがいいと思います。
丸メガネやボストンなどはやさしい感じにはなりますが、レトロ感も出てしまいますので、「老け見えしないメガネ」としてはあまりおすすめできません。
「老けないメガネ」の選び方②メガネの色
里和 肌の色をきれいに見せる色がいいと思います。シックなイメージにするなら、モノトーンやブルー系がおすすめです。
●黒縁メガネ
目元を強調する効果があり、キリっとしたイメージに見せて老け見えしなくなります。
●ブルー系
爽やかな感じになります。
●メタルフレームならシルバー
ゴールドよりシルバーの方が清潔感も出ますし、それが爽やかさにつながって老け感が薄まると思います。
\えんきんドットコムおすすめ 「老けないメガネ」/
編集部:独自のチタン素材エクセレンスチタンを使用した、軽量でしなやかなかけ心地の『Line Art CHARMANT ラインアート・シャルマン』シリーズから「老け見えしない」メガネをご提案いたします。
▼ネイビーのスクエアタイプで爽やかでシャープな印象に。
▼黒のウェリントンタイプで、フロントの印象がカジュアルに。目元も締まって見えます。
▼シルバーで細めのブロータイプがよりシャープで洗練された印象に。
「老けないメガネ」の選び方③メガネのサイズ(特にフロントサイズ)
里和 メガネのサイズも重要です。特にフロント部分の横縦幅が大き過ぎると、実年齢よりも老けて見えることがあります。老けないメガネのサイズ感は、実は横幅が大切なのです!見た目の印象を良くするためには、顔幅と同じくらいのサイズか若干小さいくらいがいいですね。
横幅をジャストサイズにするメリットは、顔に自然になじむということとかけ心地。サイズが大きすぎるとメガネがずれやすくなりますし、小さすぎるとテンプルを広げなければならず目の横が痛くなったりして、見た目とかけ心地に影響します。
天地幅は、どんな印象を与えたいかで決まります。仕事用でシャープな印象にしたい場合は、天地幅が狭めのスクエアタイプで、やわらかな印象にしたい場合は少し縦幅が長めのメガネを選びましょう。
「老けないメガネ」の選び方④太めのブロータイプは避ける
里和 細めのブロータイプは、シャープでスマートな印象を与えてくれますが、注意したいのは太めのブロータイプ。『ブローサーモントタイプ』と呼ばれるブロー本来の(眉毛をイメージしたような)タイプはかける人を選びます。
『ブローサーモントタイプ』は、見た目年齢が上がってしまい「大物感」が出てしまう人がいらっしゃいます。どっしりと落ち着いた印象にしたい場合や、若い人が落ち着いた印象を出したい時にかけるのにはおすすめですが、メガネで老けたくないという人は避けた方が良いかもしれません。
「老けないメガネ」の選び方⑤シミを隠したいなら、目立つメガネをかける
里和 目元や頬にあるシミを気にされる男性もいます。フレームで隠れない位置にシミがある場合は、少し目立つメガネにするといいと思います。シミを隠すことはできませんが、フレームが目立っていれば、シミに目線がいかなくなります。
「メガネで老ける」はメガネの選び方が原因かも?
里和:メガネは顔の一部。メガネ次第で、手っ取り早く老けを解消できます。「メガネをかけると老けて見られる」と思っている方はメガネのせいではなく、メガネ選びが原因かもしれません。
メガネ屋さんでメガネを買い替えるとき「いつもと同じ雰囲気のメガネでいいよ」と伝えていませんか? そんな方は、是非、お近くの遠近両用プロショップにご相談ください。年齢にふさわしい、シックな「老けないメガネ」を提案してくれます。
「老けないメガネ」が気になった方へ。さらに、イチオシ商品をご紹介
編集部:独自のチタン素材エクセレンスチタンを使用した、軽量でしなやかなかけ心地の『Line Art CHARMANT ラインアート・シャルマン』シリーズから、大人の男性に是非かけて頂きたい商品をご紹介いたします。
フロントはネイビーカラーで丸みのあるウエリントンをベースにしたデザイン。素材はプラでカジュアルな印象に。カジュアルさをプラスすることで軽さが出て若見えにもつながります。
テンプル部分は、独自のエクセレンスチタン素材をシルバー仕上げ。ネイビーとシルバーのコンビフレームで、爽やかさとシャープ感そして上品さが両立します。かけ心地もバツグンです。
編集部:こちらのフレームには素敵なカラーバリエーションもあり、特にくすんだ赤のバーガンディや、デミ柄のブラウンは、程よく目立つ大人なカラーなバリエーションでおすすめです。ライトカラーのカラーレンズを入れて、今風のサングラスに仕上げてもいいですね。
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婚活メガネは「話しやすい」印象づくりが大切!/メガネスタイルスト・里和さんの連載②
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