はじめに … 「ダブルルーペ」とは？

メガネ型ルーペはそのまま掛けることも、メガネを掛けた状態の上に掛けることも出来るルーペであり、両手が自由になることでお手元作業に最適なアイテムですが、少し離れたところを見ることが出来ないことが欠点でした。

しかし、今回発売されたダブルルーペは、目線を落とした時だけ拡大鏡のレンズ部分を通るような構造のため、目線の上げ下げで見たい場所を調整できるようになりました。

また、遠くも近くも見えることで掛け外しの手間も省け、より使いやすくなっています。

目線の上げ下げで見たい場所を調整できるようになったことで、お手元でスマートフォンを見ながら、少し離れたところにあるテレビを交互に見ることも可能ですし、編み物をしながらご家族と目線を合わせて会話することも可能になりました。

実際に「ダブルルーペ」を掛けるとどのような感じになるかは、実演販売士として人気のレジェンド松下氏の動画でご確認ください。

遠近両用プロショップからのご提案「遠近両用＋メガネ型ルーペという使い方がお奨め！」

既に遠近両用メガネをお使いの方にお奨めの方法として、遠近両用メガネの上からダブルルーペを掛けて頂く使い方です。

遠近両用メガネは遠くからお手元までを見ることができる大変便利なメガネですが、もの凄く細かい文字までハッキリ見えるような度数（距離）設定を行うと、ゆれや歪みが強くなりすぎて使いにくくなってしまうことがあります。

そこで遠近両用メガネの上からダブルルーペを掛けて頂く方法をご紹介したいのですが、遠くは遠近両用メガネの遠くを見る度数で見て頂き、お近くの細かい文字は遠近両用メガネの上に掛けたダブルルーペで拡大していて頂くことが出来ます。 この方法ですとゆれや歪みが強くなりすぎて困ることもありませんし、今使っている遠近両用メガネをそのままご利用頂けます。

「ダブルルーペ」の仕様について

「ダブルルーペ」の拡大率は1.62倍の1種類、カラーは落ち着いた「ブラック」、気分のあがる「レッド」、掛けていないような「クリア」の3種類です。

フレームはポリアミド樹脂を使っていて、驚きの20.7gと超軽量。さらに、眼鏡フレームメーカーの㈱シャルマンが長年の研究で蓄積したデータを基に顔のサイズ関係なく優しく包み込む設計になっていますので、長時間かけていても疲れにくくなっています。

また、使用後は折りたたんでケースに入れて持ち運べます。

価格は11,880円（税込）とお求めやすい価格となっており、製造販売元は眼鏡フレームや医療器具を作成している㈱シャルマンです。

＜注意喚起 … 眼鏡型の拡大鏡について＞

メガネのように掛けるタイプのルーペ（拡大鏡）について、使い方を誤ると表示された倍率通りに見えなかったり、目のトラブルにつながったりするおそれがあるとして、国民生活センターが注意を呼びかけています。国民生活センターによりますと、全国の消費生活センターなどには眼鏡型の拡大鏡に関する相談が去年10月までの5年半ほどで、400件余り寄せられているということです。

▽表示された倍率通りに拡大されなかった。

▽使用中に目がチカチカした。　

　　　といったもののほか、

▽着用したまま歩いていて転倒し骨折した。

　　　というものも、あったということです。

国民生活センターが25種類の商品を調べたところ、いずれも焦点距離が25センチから51センチと、手が届く程度の距離のものは拡大されてはっきり見えましたが、それより遠くなるとはっきり見えなかったということです。また、センターがコメントを求めた眼科の専門医によりますと、自分の目に合っていない拡大鏡を使い続けた場合、気持ちが悪くなったり目がチカチカしたりするおそれがあるということです。このため国民生活センターは、拡大鏡は手が届く程度の距離のものを拡大するためのもので老眼鏡と異なり、歩くなどするときに使うものではないことを理解し、購入前に自分の目に合っているかや使用目的を確認し、異常を感じたら使用を中止するよう呼びかけています。

遠近両用プロショップでは、見え方や使い方の体験が可能です。また、誤った使い方をされないようにアドバイスもさせて頂きます。是非、お試しいただいてからお求めいただけますようお願い申し上げます。